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「ポスト石破」候補者別のメディア報道傾向とパブリックイメージ比較

「ポスト石破」候補者別のメディア報道傾向とパブリックイメージ比較

記事の内容

高市早苗

保守派の旗手としてメディアに登場する機会が多く、「女性版・安倍晋三」と支持者から称される人物です。高市氏は安全保障や歴史観で強硬姿勢を示し、右派層に圧倒的な人気があります。一方で国会議員間の人脈づくり(いわゆる飲みニケーション)が苦手と言われ、党内基盤の弱さが指摘されています。世論調査では次期首相候補として常に上位を走り、石破政権への批判票の受け皿ともなっていますが、自民党支持層に限れば小泉氏らに後れを取る調査もある状況です。実際、2024年総裁選で高市氏を推薦した20人の議員のうち9人が選挙で落選・政界引退しており、派閥の裏金スキャンダルで支持勢力を減らしたことがメディアで報じられています。公明党との関係では、高市氏に対する忌避感が強いとされ、総理就任時の連立運営に課題を残します。こうした強硬な政治信条と大胆な財政出動への前向き姿勢(金融緩和継続を主張)から、メディアでは「財政拡張派」「ハト派的金融政策の継承者」と位置付けられます。

小泉進次郎

改革派の若手としてメディアの注目を集め、“世代交代”の象徴的存在です。元首相の二世という知名度とともに、環境・農政分野での実績(石破内閣では農相としてコメ価格引き下げや増産政策を推進)から「既得権に切り込む改革志向」と報じられます。実際、コメ政策では農家や自民党農林族の反発も招きましたが、物価高に苦しむ生活者への対応として評価する声もあります。小泉氏は多様性への目配りも利く人物とのイメージがあり、前回総裁選では選択的夫婦別姓容認を明言し保守層から批判を浴びました。しかし世論調査では高市氏と並び次期リーダーの有力候補としてトップ(19.3%)に挙げられており、その若さと発信力で幅広い人気を持ちます。メディア論調では「構造改革寄りで党のイメージ刷新を図る若手リーダー候補」として肯定的に扱う向きがあり、右派色が強い高市氏との対比で「自民党をゼロから立て直す刷新役」と位置づけられています。また日本維新の会・吉村代表と蜜月関係にあり、大阪万博の視察に同行して共同会見するなど、超党派協調の姿勢が報じられました。このため、「野党とも連携できる柔軟さ」を評価する報道も見られます。

林芳正

国際派・穏健派のベテラン政治家として、メディアでは「安定感」と「幅広い野党との協調力」を強みとする報道がなされています。石破政権で官房長官を務め、政策の継続性や安定感から石破首相本人も後任に推したい考えを示した人物です。派閥解消前は岸田派所属で政策通として知られ、外交経験(元外相)も豊富な点がクローズアップされています。報道によれば「どの野党とも関係が良い」ため、少数与党下での連立交渉に最も適任との評価があります。一方で一般国民への知名度は高くなく、“無色透明”とも形容される地味さから、地方や党員票での訴求力に課題があるとの見方もあります。実際、党内有力者の一部には「名前も売れておらず個性が薄い方が、与野党妥協を優先するにはかえって都合が良い」という声もあり、林氏待望論が非主流派や石破首相周辺から根強く出ている状況です。メディアでは林氏について「政界の119番」(何かあれば駆けつける意)との自己紹介エピソードが紹介され、危機管理能力や実務型の調整力が評価されています。

茂木敏充

党ベテランであり、政策通・交渉巧者との評価が定着しています。元幹事長という立場から政界の裏表に通じ、派閥横断的な人脈も広いとされます。石破政権崩壊に際して真っ先に総裁選出馬を表明した行動力が報じられ、「自民党創設以来の危機に団結を」と訴える姿勢が伝えられました。茂木氏はかつて外相や経済再生相も歴任し、対米交渉(通商協議など)をまとめた実績から実力派とみなされています。一方で前回総裁選(2024年)では候補9人中6位と奮わず、国民的人気や知名度の面では劣るとの指摘もあります。メディアでは「政策のプロだが地味」と評され、公認会計士の資格を持つ堅実さゆえか華やかさに欠けると論じられることもあります。しかし党財政規律派や旧経世会系からの支持があり、裏金問題で離党・落選した旧安倍派議員の地盤を引き継ぐ形で派閥横断の支持を得る可能性も報じられています。また茂木氏は国民民主党の玉木代表と個人的なパイプがあるとも言われ、少数与党下で野党・国民民主との協力にも前向きではないかとの観測記事も散見されます。総じて、メディアの描写では「調整型で現実的な路線を歩む実務家」というイメージが強く、新味に欠けるものの安定感を買われている状況です。

以上のように、各候補の報道傾向は対照的です。高市氏には熱狂的支持層と強烈な批判が同居し、小泉氏は期待と不安を孕む改革派ヒーローとして描かれます。林氏は縁の下の力持ち的な安定株、茂木氏は老練な実務型として映し出され、メディアはそれぞれの個性と路線を鮮明に比較しています。直近のJNN世論調査でも次期総裁にふさわしい人物として高市氏・小泉氏が同率トップとなり、石破政権の路線継承か刷新かで有権者の意見も二分されていることが伺えます。このような報道傾向からは、ポスト石破の行方が自民党の路線選択(保守回帰か若手改革か)と直結していることが読み取れます。

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