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参院選2025 大分県 選挙予想(予想日:2025年7月10日)

参院選2025 大分県 選挙予想(予想日:2025年7月10日)
選挙区大分県
定員1
予想投票率55%
  • 2025年7月10日時点
当選予想
立憲民主党
吉田 ただとも
(69歳)
予想獲得票数235,000票
予想
自由民主党
白坂 あき
(59歳)
予想獲得票数230,000票
予想
参政党
野中 しんすけ
(38歳)
予想獲得票数50,000票
予想
NHK党
二宮 大造
(54歳)
予想獲得票数8,000票
予想
日本誠真会
あべ まさお
(46歳)
予想獲得票数7,000票

2025年参院選・大分県選挙区の情勢をわかりやすく予測します。
👉 他の選挙区の予想一覧はこちら

過去の選挙結果と接戦の背景

大分県選挙区は伝統的に与野党が伯仲する激戦区です。2019年の前回参院選では、野党統一候補の安達澄(無所属)が与党自民候補の礒崎陽輔氏を破り、約1万6千票差で議席を獲得しました。開票結果は安達氏236,153票、自民・礒崎氏219,498票、NHK党候補20,909票で、投票率は約50.5%(有権者約96.9万人中約48.0万人投票)でした。

直近では2023年4月に前任者の辞職に伴う参院補欠選挙が行われ、自民新人の白坂亜紀氏(公明党推薦)が立憲民主党公認の元職吉田忠智氏に僅差で競り勝っています。白坂氏が196,122票、吉田氏が195,781票という僅か341票差の大接戦で、得票率も白坂氏50.04%:吉田氏49.96%とほぼ互角でした。投票率は42.48%と過去最低で、前回補選(2016年補選?)より10.5ポイントも低下しました。これは補選が全国的な注目選挙ではあったものの、単独選挙で盛り上がりに欠けたことや、投票日が統一地方選後半戦と重なった影響も指摘されています。

2023年4月、大分県選挙区補欠選挙で当選を決め支持者に手を振る白坂亜紀氏。(写真:OBS大分放送)

上記のように、参院選大分決戦は直近でも数百票差という熾烈な戦いとなりました。特に吉田氏は旧社会党系(元社民党党首)で地元に強い基盤を持ち、白坂氏は政権与党と公明党の組織票を背景に拮抗している状況です。2023年補選では与野党とも総力戦を展開し、岸田首相(当時)が2度大分入りするなど大物応援が相次ぎました。白坂氏は「女性候補」の強みを生かし、女性議員や昭恵夫人まで投入して組織固めを図った一方、野党側は唯一実現した野党共闘で労組など支援組織を総結集しました。結果的に補選では与党が議席奪還しましたが、「社民のプリンス」と呼ばれた吉田氏にとって僅差敗北の雪辱を期す場となるのが今回2025年の本選挙です。

候補者の情勢:再戦の一騎打ちと第三勢力

2025年参院選・大分県選挙区には上記の通り与野党一騎打ちとなる白坂亜紀氏(自民現職)と吉田忠智氏(立民元職)に加え、新興勢力の候補が3名立候補しています。参政党新人の野中しんすけ氏(野中慎也)、NHK党新人の二宮大造氏、日本誠真会新人の安倍正雄氏で、いずれも政党・政治団体の新人候補です。野中氏は元看護師で、コロナ禍以降にYouTubeやSNSで医療・政治情報を発信し始め、SNS総フォロワー20万人超の影響力を持つ新人です。彼の支持者層は30~40代を中心に広がりを見せており、参政党支持層の8割近くを固めつつ、無党派層や他党支持層にも浸透しつつあります。こうした第三勢力の台頭により、一騎打ちの構図だった補選とは票の流れが変化する可能性があります。

一方、主要2候補の陣営について序盤情勢を探った各種世論調査では、吉田氏がやや先行、白坂氏が追う展開と報じられています。JNN・大分放送(OBS)による7月上旬のインターネット調査では、吉田氏が立憲支持層の7割、社民支持層の8割を固め、共闘する共産や国民民主の一部にも浸透、さらに無党派層で支持を広げています。白坂氏は自民・公明支持層の約半数を固め、加えて維新支持層や参政党支持層の一部も取り込んでおり、30代~60代の幅広い世代に支持基盤があります。特に70歳以上の高齢層では白坂氏の支持が厚い傾向が見られます。これは白坂氏が地元財界や保守層に強く訴えかけ、各種団体(農協や経済団体など)からも支援を受けていることに起因すると考えられます。また、公明党の推薦を得ているため創価学会票の上積みも期待できます。一方の吉田氏は旧社会党系の地盤を背景に労働組合(連合大分など)の強力な支援を受けており、共産党も候補を擁立せず事実上の支援に回っています。野党統一効果で革新系・リベラル層の大半をまとめつつ、無党派にも浸透している点がリード要因です。実際、朝日新聞の序盤情勢調査でも「立憲前職の吉田忠智がやや先行、自民現職の白坂亜紀が激しく追う」と報じられ、依然として約4割もの有権者が態度未定で情勢は流動的とされています。

また、今回候補者となった野中氏の存在も無視できません。参政党は保守系新党として一定の支持を集めており、野中氏個人のSNS発信力も相まって**「第三極」の票を獲得する可能性があります**。OBSの序盤調査では野中氏が3番手につけており、参政党支持層の80%を固めたほか国民民主党や維新、自民の一部支持層にも食い込んでいます。特にネット世論や若年層・中年層からの支持が伺え、野中氏の得票が吉田・白坂両氏の票差に影響する展開も考えられます。対照的に、NHK党の二宮氏と政治団体「日本誠真会」の安倍氏は知名度や組織力で劣り、情勢調査でも**「厳しい戦い」**と伝えられるほど支持が伸び悩んでいます。このため両氏の得票は数千票規模に留まると見込まれ、大勢に与える影響は限定的でしょう。

北部九州・南九州の各地でも注目選挙区が続いています。
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政党支持率と有権者動向

大分県は従来、旧社会党系を含む革新勢力が強い地盤を持ち、「保守王国」九州の中では例外的に野党が優勢となる選挙区でした。事実、2016年参院選でも吉田氏(当時社民党)が善戦し、2019年には無所属とはいえ野党統一候補が勝利しています。ただ近年は保守層の巻き返しもあり、直近補選では自民が議席を奪還するなど競り合いが続いています。有権者の政党支持動向を見ると、最新のOBS調査では石破茂内閣(2024年末に発足)の支持率がわずか20%、不支持が56%と低迷しており、政権への逆風がうかがえます。与党・自民党は2024年衆院選で過半数割れを経験して以降も党勢回復には時間がかかっており、国政全体で支持率が伸び悩んでいる状況です。一方、立憲民主党など野党側も支持率自体は必ずしも高いわけではありませんが、「非自民」に期待する無党派層の受け皿として一定の支持を得ています。特に吉田氏個人への地元期待や、「もう一度野党に議席を」とのリベラル層の結集が追い風になっています。社民党系の支持層や共産党支持層も吉田氏に一本化されており、野党共闘の体制が功を奏していると言えます。

投票行動面では、高齢層では組織票を持つ白坂氏が優位な一方、若年~中年層ではSNS発信力のある野中氏や野党系の吉田氏に共感が集まりやすい構図です。今選挙はネット選挙運動も活発で、Twitter改めXやFacebook上でも候補者の主張や応援メッセージが多数シェアされています。特に吉田氏は地元出身で「大分のことは私に任せてほしい」と訴え、生活者目線の政策を強調する投稿が支持者の間で拡散されています。一方の白坂氏も自身の経営者としての実績や「女性が輝く大分」を掲げた政策をSNSや演説で打ち出し、保守層だけでなく女性票の取り込みに努めています。各候補の後援会も活発に動いており、自民陣営は県議や市町村長経験者らが中心となって県西部・農村部を固め、野党陣営は連合大分や市民団体が中心となって都市部で支持を広げています。

政党ごとの全国的な得票動向を確認するなら
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予想投票率と今後の見通し

今回参院選2025大分県選挙区の予想投票率は約55%前後と見込まれます。これは直近2019年通常選挙の50.54%をわずかに上回る水準です。要因として、2年前の補選が史上最低の42.48%と低調だった反動や、前回補選の超接戦が有権者の危機感を高め「一票の重み」が意識されていることが挙げられます。実際、OBS序盤調査では「期日前投票を既に済ませた」層と「必ず投票に行く」層を合わせて61%に達しており、有権者の投票意欲は比較的高いことが示唆されています。また、与野党が再び総力戦を展開しているため街頭演説や個人演説会も熱気を帯びており、公示直後から各陣営とも支持拡大に奔走しています。選挙戦後半にはさらなる大物応援(例えば立憲の野田佳彦代表や自民の閣僚経験者など)が予定されており、メディア報道も注目度が高いことから投票率押し上げ要因となるでしょう。

もっとも、真夏の投票日(7月20日)は猛暑による高齢層の外出控えも懸念材料で、天候次第では投票率が伸び悩む可能性もあります。また、支持層の組織固有率(投票先を「必ず決めている」層の割合)は自民・公明支持層で相対的に高く、無党派層は浮動的です。40%超という未定層の動向次第で終盤情勢は変わり得るため、各陣営とも最後まで気を抜けません。特に野中氏の動向がカギで、与野党どちらの票を食うかによって勝敗が左右される可能性があります。吉田氏陣営は野中氏を「事実上保守票の分散要因」と位置付けつつも油断せず無党派の取り込みを図り、白坂氏陣営も「野中旋風」で保守票が割れないよう警戒を強めています。

**総合予想として、僅差で野党統一候補の吉田忠智氏が議席奪還を果たす可能性を高く見ています。**序盤調査での先行、政権不支持の広がり、そして何より前回補選の雪辱戦に賭ける地元支持者の熱量から、吉田氏がわずかに優位に立つと判断しました。一方、白坂亜紀氏も現職の強みと組織票で最後まで肉薄するとみられ、当選予想といえど予断を許さない情勢です。接戦の経験から両陣営とも計票や票読みには万全を期すでしょう。最終的な当落は投開票日の投票率や未定層の動向次第では逆転も充分あり得ます。開票当日は深夜まで目が離せない大激戦となりそうです。

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