選挙区鳥取県・島根県
定員1
予想投票率53
当選予想
自由民主党
(47歳)
予想獲得票数270,000
予想
国民民主党
(31歳)
予想獲得票数150,000
予想
参政党
(42歳)
予想獲得票数55,000
予想
日本共産党
亀谷 ゆう子
(39歳)
予想獲得票数50,000
予想
NHK党
谷口 直矢
(47歳)
予想獲得票数10,000

2025年参院選・鳥取県・島根県選挙区の情勢を詳しく予測します。
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鳥取・島根合区選挙区の情勢概要

2025年7月20日投開票の参院選【鳥取・島根合区】は、自民新人の出川桃子氏が与党支持層を固め優勢。当選1枠を巡り、中山集氏(国民民主)・倉井克幸氏(参政)・亀谷優子氏(共産)ら他候補4人は巻き返しを図る。投票率は約53%と予想。

令和7年(2025年)7月20日投開票の参議院議員選挙・鳥取県・島根県合同選挙区(改選数1)には、新人5名が立候補しています。定数1をめぐる激戦ですが、自民党公認で公明党推薦の出川桃子氏が優位に戦いを進めている情勢です。序盤の情勢調査では、出川氏が自民・公明の支持層をほぼ固め、無党派層にも浸透しつつあり、他候補をリードしています。

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出川桃子氏が支持固め優勢

地元紙やテレビ局の序盤情勢分析によれば、出川氏(自民)が与党支持基盤を固め優勢です。出川氏は自民党支持層の約9割、連立与党の公明党支持層もほぼ取り込んでおり、加えて無党派層からも一定の支持を得ています。これは、自民党県連による地域組織動員力に加え、公明党の推薦により公明支持者の票も上積みできていることが要因です。実際、前回までの選挙でも自民候補は公明の全面支援を受けており、今回も与党が一枚岩で臨んでいる状況です。

一方、その他の4候補(中山氏・倉井氏・亀谷氏・谷口氏)は苦戦を強いられています。現時点で2位グループは国民民主党の中山集氏で、国民民主や立憲民主の支持層の7割をまとめ、さらに日本維新の会やれいわ新選組の支持者の一部も取り込んでいます。参政党の倉井克幸氏は参政党支持層の約9割を固め、最近結成された日本保守党の支持者にも浸透しています。ただ支持母体の規模で見ると、国民民主や参政党はいずれも地域では小勢力であり、中山氏・倉井氏の支持率は出川氏に大きく及びません。

日本共産党の亀谷優子氏は共産党支持層のおよそ8割を固めていますが、支持層自体が限られるため得票は伸び悩む見込みです。またNHK党の谷口直矢氏(諸派扱い)は支持拡大が見られず、特に厳しい戦いです。このように与党候補1強、他4候補が追う構図となっています。ただし情勢調査では有権者の約半数はまだ投票先を決めていないとも報じられており、今後の展開次第では一部票の動く可能性も残されています。

SNS・メディアでの注目度

社会的な注目度を見ると、与党新人で初挑戦の出川氏に対し、野党系候補もSNSや街頭でアピールを続けています。X(旧Twitter)上の言及数では、与党の出川氏に関する投稿が比較的多く、地元経済の活性化や子育て支援を訴える姿に好意的なコメントも見られます。一方、参政党の倉井氏はネット上に熱心な支持者層を抱えており、選挙期間中に島根から永田町まで約1000kmを走破するというユニークな選挙活動で話題を集めました。彼の挑戦はYouTubeやSNSで拡散され、無党派層の一部から支持を得る要素となっています。

共産党の亀谷氏も金髪に染めて選挙戦に挑むといった個性的なアピールで注目を集めました。この大胆なイメージチェンジは支持者の間で賛否を呼び、「若者に訴える斬新さ」と評価する声もある一方で、「奇をてらい過ぎ」との指摘も見られます。国民民主の中山氏については、30代前半という若さと「新生児の父親」というプロフィールから、子育て世代を中心に共感の声が上がっています。本人も**「若い世代が未来を変えなければ」とSNSで訴え**、同世代の支持獲得に努めています。

メディア露出という点では、自民党の出川氏は政権与党の新人として全国紙にも取り上げられ知名度を上げました。さらに党幹部や地元選出の国会議員による応援演説が各地で行われ、テレビ・新聞の地方版でも出川氏の名前が頻出しています。一方、他の候補も地元集会や街頭演説を重ねていますが、報道量や話題性の面で与党候補に及ばず、全体として出川氏がメディア露出でも一歩リードしていると言えます。

各候補の主張と政策

今回の選挙戦で語られている主な争点は、地域の人口減少や少子化対策、農業振興、外国人政策など多岐にわたります。5人の候補者はいずれも地元の課題に焦点を当て、公約や政策を掲げています。それぞれの横顔と主張を簡単に紹介します。

  • 出川桃子氏(自民):東京都出身ですが結婚を機に夫の故郷である島根県松江市に移住し、2人の子を育ててきました。地域を歩く中で「懸命に生きる人が報われる社会を築かなければならない」という思いを強くし、地方の声を国政に届ける決意を固めました。座右の銘は「涓滴岩を穿つ(けんてきいわをうがつ)」で、努力を積み重ねて困難を突破する信念を示しています。政策面では子育て支援や地域経済の活性化、防災インフラ整備などを強調しています。
  • 中山集氏(国民):広島市の出身ですが祖父母が島根県邑南町の出身で、自身も「島根に来るたび『帰ってきたなあ』と思う」と語るほど当地に愛着を持っています。3月に第一子が生まれたことをきっかけに政治を志し、「この子の世代の未来を守りたい」と少子化対策や若者支援に力を入れると訴えています。国民民主党公募で候補となり、地方創生や物価高対策などにも取り組む姿勢です。
  • 亀谷優子氏(共産):兵庫県生まれ。転勤族の家庭で各地を転々とした後、島根県大田市の牧場に9年間勤務し、そこで地域に根差した生活を経験しました。20代後半で共産党に入党し、市議会議員を2期務めた実績があります。政治信条は「命を守る政治」で、原発再稼働反対や所得格差是正などを掲げ、弱者に寄り添う施策の必要性を強調しています。
  • 倉井克幸氏(参政):栃木県育ちでフランスへの留学経験もある異色の経歴です。シャンソン歌手として活動した経験を持ち、「名前は暗い(くらい)だが性格は明るい」とジョークを飛ばすユーモアも武器にしています。妻の親族が暮らす島根県益田市に移住し、地方の人口減少に危機感を抱いて国政への挑戦を決意しました。難病で13歳の娘さんを亡くした経験から医療福祉の充実にも思い入れが強く、「家族を守る政策」を掲げています。ウルトラマラソン出場経験もあり、その行動力で地方を奔走しながら支持拡大を図っています。
  • 谷口直矢氏(NHK党):兵庫県姫路市の出身で、2021年に地元の市議選に挑戦するも落選した経歴があります。NHK受信料のスクランブル化(視聴者だけが払う制度)実現を最大の公約に掲げ、党首の立花孝志氏の方針に共鳴して国政挑戦を決めました。当初は兵庫選挙区での出馬を想定していましたが、立花氏から「隣の鳥取・島根に回って」と指示され、急遽この合区から立候補する形になりました。地縁が薄いハンデはありますが、「就職氷河期世代」の当事者として非正規雇用問題などにも言及し、同世代の共感を狙っています。

各候補の経歴や主張を見ると、それぞれが地域の課題や自身の体験に根ざした政策を掲げていることがわかります。しかし、有権者の受け止めとしては依然「政府与党への期待感」や「知名度・組織力」といった要素が大きく、こうした政策論点のみで大勢が覆る状況には至っていないと言えるでしょう。

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過去の選挙結果と地域の傾向

鳥取・島根合区は2016年に導入されて以来、自民党候補が連勝してきました。2016年の合区初戦では、島根県選出現職の青木一彦氏(自民)が約387,787票(得票率62.7%)を獲得し、野党統一候補(無所属・民進党など推薦)の福嶋浩彦氏に17万票以上の大差で圧勝しました。2019年選挙でも、鳥取県出身の舞立昇治氏(自民)が約328,394票(62.3%)を獲得し、野党統一無所属の中林佳子氏の167,329票(31.7%)に対して約16万票差をつけています。このように過去2回はいずれも自民候補が全得票の6割前後を占めて当選しており、合区でも依然として与党基盤の強さが際立ちました。

**前回2022年(第26回)も自民現職の青木氏(島根・3選)が独走態勢で当選しており、共倒れを避けるため野党系は複数候補を擁立しましたが票が分散し、保守王国の厚い壁を崩すには至りませんでした。こうした「野党票分散による自民優位」**という構図は今回も基本的に踏襲されています。特に鳥取・島根両県は伝統的に保守支持層が厚く、高齢層ほど自民支持が強固です。毎日新聞の世論調査によれば、**70歳以上では自民党支持率が42%**にのぼり、逆に40代以下の若年層では国民民主党や参政党への支持が相対的に高まる傾向が指摘されています。この地域特性も踏まえると、高齢層の多い山陰両県では依然として自民候補が有利と言えるでしょう。

予想投票率と有権者の動向

今回の参院選における鳥取・島根合区の投票率は、おおむね前回並みになると予想されます。2022年の最終投票率は52.99%(鳥取県48.93%、島根県56.37%)で、鳥取県では過去最低を更新しました。今回も大きな争点が顕在化しておらず、有権者の関心も必ずしも高くないとみられることから、**投票率は50%台前半(およそ52~53%前後)**を見込んでいます。実際、序盤の報道でも選挙への関心度は鳥取県でやや低調との指摘があり、合区による候補者の地域外活動負担なども投票率低迷の一因とされています。一方で、出川氏陣営は組織票固めに加え子育て世代など新たな支持層の掘り起こしにも注力しており、終盤戦では各候補が未定層へのアプローチを強める見込みです。

当選予想とその根拠

以上の分析を総合すると、鳥取・島根合区選挙区の当選有力候補は出川桃子氏と予想されます。序盤情勢で出川氏が一歩リードしていることは、複数の調査報道からも裏付けられています。与党の盤石な組織戦と支持基盤、そして野党勢力の分散により、出川氏が約25~27万票程度を獲得して当選圏に達する可能性が高いでしょう。一方、2位争いは中山氏(国民民主)と倉井氏(参政党)が中心になるとみられますが、仮に中山氏が善戦した場合でも15万票前後にとどまると推定され、出川氏には届かない計算です。

無論、選挙戦終盤の情勢変化や投票率の振れによって票差が縮まる可能性は残ります。特に若年層の投票動向や無党派層の行方によっては、中山氏・倉井氏が一部で追い上げる展開も考えられます。しかし、過去の選挙データや現在までの各種情勢分析、そして各候補の支持層の広がりを照らし合わせると、現時点では出川氏当選の公算が極めて大きいと判断します。

野党勢力が候補を一本化できなかったこと、そして地域的な保守支持の強さが当選予想の最大の根拠です。さらに、出川氏自身も各地の有権者と対話し地域課題に取り組む姿勢を示すなど、知名度不足を補う積極的な選挙運動を展開してきました。その結果、序盤から終盤にかけて支持を着実に積み上げており、他候補を引き離す態勢を築いています。以上の点から、鳥取・島根合区選挙区では出川桃子氏の当選が有力視されます。

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