参院選2025 秋田県 選挙予想(予想日:2025年7月10日)
2025年参院選・秋田県選挙区の最新情勢を、候補者や政党の動向とともに詳しく予測します。
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参院選2025 秋田県選挙区 当選予想と情勢分析
2025年7月20日投開票の参議院議員通常選挙・秋田県選挙区(改選数1)について、立候補者情報と当選予想を以上の通りまとめました。
秋田県選挙区の予想投票率
57%前後と予想。直近の世論調査では有権者の8割以上が「必ず投票する」または「投票するつもり」と回答しており、前回2019年参院選の投票率55.56%をわずかに上回る可能性があります。激戦による関心の高さや主要候補の組織戦が投票率を押し上げる一方、実際の投票率は世論調査での意向ほどは伸びない傾向があるため、前回並みの約5割台後半に留まると見込まれます。
根拠: 秋田朝日放送による7月上旬の調査では「投票に行く」と答えた人が8割超と報じられ、物価高や少子化対策などへの関心も相まって投票意欲は高水準です。しかし、実際の投票率は天候や高齢者層の動向にも左右され、前回2019年実績(55.56%)から大きく乖離しない57%程度と予測します。
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秋田県選挙区 情勢分析・予想の根拠
激戦の構図: 現職 vs. 自民元職の一騎打ち
秋田県選挙区では、無所属現職の寺田静氏と自民党元職の中泉松司氏が事実上の一騎打ちで熾烈な争いを繰り広げています。2019年参院選で野党統一候補として初当選した寺田氏に対し、前職(元参議院議員)である中泉氏が雪辱を期す構図です。序盤情勢では寺田氏がやや先行し、中泉氏が追い上げる展開と報じられており、両陣営とも組織挙げての総力戦となっています。
- 寺田 静(現職・無所属): 2019年に野党統一候補として当選した経緯から、今回も立憲民主党や共産党など主要野党勢力の事実上の支援を受けています(共産党県委員会は正式に寺田氏支援を表明)。無党派層や野党支持層に加え、保守層からも旧寺田典城県知事(義父)ゆかりの支持を得ており、幅広い支持基盤を構築しています。秋田県出身で早大卒の経歴や、参議院議員1期6年の実績を強調し、「国政と秋田をつなぐ橋渡し役」としてアピール。特に介護・医療や子育て支援など社会政策に注力しており、自身のサイトや演説でも介護・認知症対策や医療的ケア児支援など取り組み実績を前面に打ち出しています。また、ジェンダー問題にも積極的で、秋田選挙区候補では同性婚賛成を唯一表明するなど進歩的な姿勢も支持拡大につながっています。序盤の情勢調査では先行報道があり有利と目されますが、組織力で勝る自民陣営との差は僅差とみられ、一層の支持固めに注力しています。
- 中泉 松司(元職・自民党): 自民党公認候補で、2013年の参院選で初当選し1期務めた実績があります。2019年に寺田氏に僅差で敗れたものの、その後も農業現場に身を置き地域活動を続けてきました。現在46歳と若手中堅の候補で、農業従事者としての経験を強みに「秋田の声を国政に、農業立県の再興」を掲げています。公明党からの推薦も取り付け盤石の与党体制で臨み、自民党支持層・保守層を中心に組織票の掘り起こしを図ります。街頭演説では米価下落への対策や地方創生策を強調し、「6年間農家として汗を流し培った現場目線で政策を実行する」と訴えています。また、県議会議員出身という地盤もあり、県内各地で開催する「語る会」やミニ集会で地道に支持を広げています。SNS上でも「#なかいずみ松司」のハッシュタグで遊説の様子を発信し、男鹿市など各地での街頭活動の模様や地域スポーツ交流の支援など、地域密着型の姿勢をアピールしています。序盤情勢では一歩後れを取るものの接戦であり、最後まで与党支持層の引き締めと無党派層への浸透を図る構えです。
その他候補(参政党・NHK党)の動向
上記2名以外にも、新興政党から参政党新人の佐藤美和子氏、およびNHK党新人の本田幸久氏が立候補しています。いずれも当選圏には届かない見込みですが、支持拡大に向け独自の戦いを展開しています。
- 佐藤 美和子(参政党新人): 秋田市出身・元小学校教諭という経歴の65歳の女性候補です。参政党公認として全国的な党勢拡大の流れに乗り、教育問題や食と健康、安全保障など参政党らしい主張を掲げます。地元での知名度はこれからですが、「秋田の子どもと未来を守る」と訴え、教育現場の経験を活かした少子化対策や地方定住促進策をアピールしています。街頭演説やミニ集会では主婦層や高齢者層に語りかけ、地道な支持獲得に努めています。SNSよりも従来型の対話集会を重視する戦術で、告示前から各地でタウンミーティングを開催し、市民と意見交換を重ねてきました。支持層は限定的で当選可能性は低いものの、一部保守層の受け皿や主要候補への批判票の受け皿としてどこまで票を伸ばすか注目されます。
- 本田 幸久(NHK党新人): 43歳の会社員で、NHK受信料制度改革を掲げるNHK党(旧称N国党)の公認候補です。知名度や地盤はほぼ無く、選挙戦では政見放送やインターネットを通じた主張発信が中心です。本人の県内遊説は公示後わずか数日程度にとどまり、ポスター貼りもボランティア任せで、主にSNSで訴える戦略と報じられています。NHK党特有の路上演説動画配信なども活用しつつ、熱心な支持者にアピールしていますが、支持の広がりは限定的と見られます。得票は前回2019年の同党候補(得票率約3.5%)と同程度の数千票規模にとどまる見込みです。
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世論調査・SNS動向から見る選挙戦
複数の序盤情勢調査によれば、寺田氏優位ではあるものの僅差で中泉氏が追う展開で、残り期間で情勢が変化する可能性も指摘されています。FNN秋田テレビの調査(7月5-6日実施)では、寺田氏が先行し中泉氏が猛追、佐藤氏は苦戦、本田氏は支持僅少との結果でした。一方、有権者の相当数(調査では「決めていない」「分からない」が一定割合)がおり、浮動票の行方が勝敗を左右するとみられます。双方の陣営とも最後まで無党派層の取り込みに全力を挙げる構えです。
SNS上の動向も選挙戦を映す鏡となっています。X(旧Twitter)では、支持者らが両候補の演説動画や主張を拡散し、ハッシュタグ「#参院選2025」「#秋田県選挙区」などとともに活発な議論が交わされています。現職の寺田氏はXの公式アカウントで自身の政策観や国会での活動、日々の思いを積極的に発信しており、特に性暴力防止法制への取り組みや教育・福祉に関する発信は共感を呼び拡散されています。中泉氏も遊説先での写真や地元スポーツ少年団との交流を投稿するなど親しみやすさをアピールし、農村部の支持固めを図っています。SNS上の反応を見る限り、寺田氏はリベラル・中道層を中心に支持の声が多く、中泉氏には保守層からの期待が集まる傾向が見られます。一方、佐藤氏は党支持者内で一定の拡散があるものの一般への波及は限定的、本田氏は党首動画のシェア以外目立った動きはなく、主要2候補に関心が集中しています。
総合評価:当選予想と今後の注目点
以上の情勢を総合すると、秋田県選挙区の当選予想は現職の寺田静氏です。接戦ではあるものの、野党勢力のまとまった支援と無党派層への浸透度で一歩リードしており、終盤戦でも優位を維持する可能性が高いと判断します。中泉氏も前回惜敗の経験から組織戦を強化しており、僅差で逆転の余地も残されています。残りの選挙期間で浮動票の動向や支持層の投票行動が鍵を握り、特に若年層や都市部票の取り込み合いが両陣営の焦点となるでしょう。また、投開票日直前には各メディアが最終情勢を報じる見通しで、それによる「勝ち馬効果」や「危機感の鼓舞」が投票行動に影響する可能性もあります。寺田氏が逃げ切るか、中泉氏が追いつくか、最後まで目が離せない展開です。
今後注目すべき点: 投票率が予想を上回れば無党派層動員で寺田氏有利、逆に低調なら組織票中心の中泉氏有利との見方もあります。また期日前投票の出足にも各陣営は神経を尖らせており、地域ごとの投票動向(例えば人口の多い秋田市 vs. 郡部の票差)にも注目です。開票日は即日開票で、深夜までに大勢判明の見通しです。僅差の場合は開票終盤までもつれ込む可能性もあり、最後まで予断を許さない選挙戦となっています。