2025年参院比例代表選挙・政党別予測
まず、比例代表での各政党の予想得票数・得票率・獲得議席数を以下の表にまとめます。前回(2019年・2022年)の実績や最新世論調査の傾向を踏まえ、今回の選挙で各党がどの程度の支持を得るかを予測しました。
| 政党名 | 予想得票数(万票) | 予想得票率 | 予想獲得議席数 |
|---|---|---|---|
| 自由民主党 | 1,250万 | 約23.5% | 12議席 |
| 日本維新の会 | 950万 | 約18% | 10議席 |
| 立憲民主党 | 740万 | 約14% | 7議席 |
| 公明党 | 530万 | 約10% | 5議席 |
| 参政党 | 530万 | 約10% | 5議席 |
| 国民民主党 | 430万 | 約8% | 4議席 |
| 日本共産党 | 350万 | 約6.5% | 3議席 |
| れいわ新選組 | 220万 | 約4% | 2議席 |
| 社会民主党 | 110万 | 約2% | 1議席 |
| 日本保守党 | 110万 | 約2% | 1議席 |
| その他諸派・無所属連合 | 80万程度 | 約1.5%未満 | 0議席 |
注:万票は得票数を10,000票単位にした概算表示です。上記「予想得票率」は有効投票総数約5,300万票と仮定した場合の概算値です。「その他諸派」にはNHK党、日本改革党、チームみらい等の諸政党および無所属連合の合計を含めています。NHK党などはいずれも2%未満の得票に留まり、議席獲得には至らない見込みです。
自民党は支持層の一部が他党(参政党など)へ流れ苦戦し、比例得票率は約23~24%(過去最低水準)まで低下しそうです。予想獲得議席は12議席前後と、前回2019年の19議席から大幅減となる見通しです。選挙区では議席を増やしても比例区では苦戦する傾向が出ています。比例得票は引き続き高いと予想されますが、東京選挙区や大阪選挙区など都市部の動きにも注目が集まっています。
立憲民主党は依然伸び悩み、比例得票率は約14%で前回並み。議席も7議席程度と前回2022年の7議席から横ばいの予想です。支持率も一桁台に低迷し、野党第一党として勢いを欠いています。
日本維新の会は引き続き勢いがあり、比例得票率約18%と前回(2022年14.8%)を上回る見込みです。議席は前回の8から10議席程度に増加し、立憲を脅かす存在となっています。世論調査でも維新は立憲と並ぶ支持を得る傾向があり、野党内で躍進が予想されます。維新は、大阪・兵庫などの地盤に加え、愛知などでも勢いを見せています。
公明党は公示前議席を維持するための厳しい戦いです。比例得票率は約10%前後(前回11.7%)となり、議席は5議席程度と予測します。創価学会票の動員は堅調ながら、自民不振の影響で全体得票もやや目減りする見込みです。
国民民主党は地道な党勢拡大が功を奏し、比例得票率約8%と前回5.96%から上向く予想です。議席数も前回3から4議席程度に増える可能性があります。メディア序盤情勢でも「国民民主党は勢いを見せている」とされ、一時野党第2党の座を維新に譲りましたが支持を着実に積み増しています。
日本共産党は支持停滞が続き、比例得票率約6~7%で議席は3議席に留まる見通しです。昨今は他の新勢力台頭もあり支持層が縮小傾向で、前回2022年と同じ3議席程度にとどまるでしょう。
参政党は今回最大の台風の目となる可能性があります。従来無党派層の受け皿となりつつあり、比例得票率は二桁台に乗せ約10%前後と急伸、議席も前回1から5議席前後に大幅増となる可能性があります。特にSNS上での支持が極めて強く、SNS重視層に限れば投票先の 24% が参政党と答える調査もあるほどです。序盤情勢でも「参政党は6議席前後の可能性」と報じられました。
れいわ新選組は支持横ばいで、比例で約4%・2議席程度を維持する見通しです。山本太郎代表は東京選挙区から立候補しており比例票への影響がありますが、固定支持層の結束で前回並みの議席を確保しそうです。
社会民主党は党勢縮小が続くものの、辛うじて2%強の得票を確保して1議席を維持する可能性が高いです。福島瑞穂党首の知名度を生かし「比例区で議席ゼロ」は避けられる見込みです。
日本保守党(百田尚樹氏らが結成)は新規参入組ながら保守層の一部を取り込み、約2%強の得票を得て1議席を獲得する可能性があります。ネット上や著名人の支持を背景にNHK党など他のミニ政党を上回る票を集めるとみられます。
NHK党(政治家女子48党から改称)は支持低迷で得票率1%程度に落ち込み、議席喪失が濃厚です。党首のガーシー元議員問題や立花孝志氏の不在も響き、前回得た1議席を維持できない見通しです。そのほか日本改革党やチームみらい、無所属連合など諸派も議席獲得には至らないでしょう。
以上の党別情勢を踏まえ、比例代表候補者ごとの予想得票数と当落を以下にまとめます。各政党ごとに候補者名を五十音順で列記し、それぞれの予想個人得票数と「当選」「落選」の予想を記載します(*特定枠候補は個人票「0」と表記)。得票数の多少は各候補の知名度・支持団体・SNSでの人気度合いなどを考慮しました。特定枠での当選が予想される候補者も複数名存在します。例として、自民党:舞立昇治(鳥取・島根選挙区から比例に回る)
2025年参院選の比例代表選挙では、政党全体の支持動向が注目されています。
【参院選2025 選挙区別の予想はこちら】もあわせてご覧ください。
全国の予想投票率とその根拠
今回2025年参院選の全国投票率は、前回並みかやや上昇の約55%前後になると予想されます。具体的には54~56%程度と見込まれ、2019年の48.8%、2022年の52.05%から見ると僅かに高めの水準です。
根拠:
- 無党派層の投票意欲: 新興勢力である参政党や日本保守党などが台頭し、「既存政党への不満」を背景にこれまで投票に行かなかった層を動員している可能性があります。SNS上の盛り上がりを見ると、「今回は投票に行く」という若年層・無党派層の声が増えており、投票率押上げ要因です。
- 争点の明確化: 物価高対策や防衛増税問題、子育て支援など有権者の関心が高い政策課題が争点となっています。与野党がこれらを前面に掲げ論戦したことで、「自分の一票で暮らしが変わるかもしれない」という意識が浸透しつつあります。特に経済政策では各党の主張に違いがあり、有権者の選択意欲を喚起しています。
- 野党間の競合激化: 野党第一党をめぐる立憲民主党 vs 維新・国民民主党の競り合いが注目され、「どの野党を伸ばすか」が有権者に問われています。支持政党を持たない層でも「与党を牽制する勢力を選ぶ必要がある」と感じて投票所に足を運ぶ動機になっていると考えられます。
- 前回比の動向: 直近の2022年参院選は52.05%とやや上昇しましたが、今回は物価高や安全保障環境の変化など有権者の危機感が高まる要素があり、さらに数ポイント上振れする可能性があります。各種序盤調査でも「必ず投票に行く」と答える人の割合が前回選挙時より増えている傾向が報じられています(具体的データは非公開のため推定)。
- 期日前投票やネット投票環境: 期日前投票制度の定着で毎回投票率が実際より高めに出やすいこと、またコロナ禍後の選挙として有権者の外出への心理的ハードルが低下していることも投票率押上げに寄与するでしょう。
以上の要因から、投票率は前回(52%)を若干上回る55%前後と予測されます。
分析と考察
最後に、上記の予測に至った背景や根拠について総合的に分析します。各党の情勢、世論調査やSNS動向、候補者の顔ぶれ、過去の実績などを踏まえ、今回の比例代表選挙がどのような構図になっているのかを解説します。
自民党:逆風下で過去最低水準の比例票か
自由民主党は参院選比例区において長年トップの得票を維持してきました。しかし2025年はその自民党に逆風が吹いています。岸田政権の支持率低迷、物価高や増税への国民の不満、旧統一教会問題の尾を引く世論離れなどが重なり、比例での支持層固めに苦戦しています。
実際、直近の各種世論調査では「比例区投票先」として自民党を挙げる人は約20~25%程度にとどまり、2019年参院選比例での35.4%(1771万票)から大幅に減少する可能性が示唆されています。朝日新聞の序盤情勢分析でも、自民の比例獲得議席は「12議席前後」と過去最低だった2007年並みの水準に落ち込む予想が報じられました。12議席は比例定数50のうち24%に過ぎず、得票率も同程度と見込まれます。実数で約1,200~1,300万票規模となり、前回2022年の34.4%・約1,825万票から500万票以上減らす計算です。
自民離れの要因としては、まず物価高騰と増税方針への不満があります。コロナ禍後の物価上昇が続く中、防衛費増額に伴う増税議論や社会保障費の国民負担増などがクローズアップされ、野党は「岸田インフレ」「増税政権」と批判を展開しました。無党派層の中には「今回は与党にお灸を据える」として比例で自民以外に票を投じる動きが出ると考えられます。
また、一連の旧統一教会問題で自民議員と教団との関係が取り沙汰され、特に若年層・都市部有権者の間で自民党への不信感が広がりました。2022年の教団関連報道以降、支持率低下が顕著だったことから、その影響は今回の投票行動にも現れるでしょう。
さらに、自民支持層の一部が参政党や日本保守党といった新興勢力へ流出している点も見逃せません。保守強硬路線を掲げる百田氏らの日本保守党や、スピード感ある政策訴求をする参政党は、従来自民を支持してきた保守層・無党派層の受け皿となっているようです。例えばSNS分析では、政治系SNS積極層に限ると参政党支持が24%にも達し自民党(16%)を上回るとのデータもあります。ネット世論がそのまま投票行動に直結するわけではないにせよ、少なくとも一部の層が「自民以外の保守政党」に期待を寄せていることは確かでしょう。
以上の状況から、自民党の比例得票は歴史的な苦戦が予想されます。先述のように12議席・約23~24%という数字は、かつて民主党政権下の2007年参院選(自民比例得票約1650万票・比例得票率28.1%)をも下回る水準です。当時は年金記録問題で逆風でしたが、今回は物価・統一教会問題など複合要因でさらに強い逆風と言えます。
もっとも自民党にはなお組織的な強みがあります。全国各地の後援会組織や業界団体票が底支えとなり、一気に大崩れすることは考えにくいでしょう。序盤調査でも「選挙区では自民が優位を保つ」とされており、小選挙区的な要素が強い選挙区選では与党支持が根強いです。ただ比例は有権者がより自由に政党選択できる場のため、不満層の受け皿が多い今回はどうしても票が散逸しやすい局面です。自民党は組織票の引き締めと浮動票の呼び戻しに最後まで全力を挙げる必要があります。
立憲民主党:停滞する支持率、比例票は伸び悩み
立憲民主党は野党第一党として臨む選挙ですが、支持率の低空飛行が続き苦戦が伝えられています。朝日新聞の6月世論調査では比例投票先が立憲**8%にとどまり、同調査で国民民主に野党第2党の座を明け渡す場面もありました。序盤情勢でも立憲の比例議席は7議席程度で「前回と同じ」**との予測が出ています。これは得票率にして約13~14%、得票数で700万台半ばと、2019年の民進党系合計1175万票(21%)や2022年の立憲677万票(12.8%)から大きな増加が見込めない水準です。
立憲の伸び悩み要因としてまず指摘されるのは、支持層の固さです。立憲は主にリベラル志向の有権者や労組(連合)を支持基盤としていますが、その層は既に立憲に投票することがほぼ決まっているため、選挙戦を通じて支持を広げる余地が小さいのです。また、連合票の一部が国民民主党へ流れている影響もあります。連合は立憲・国民両党を支援していますが、昨今は国民民主にも注力しており、立憲への組織内投票が減少する懸念があります。
次に、魅力ある争点やリーダーシップの不足も挙げられます。泉健太代表はクリーンながら発信力で吉村洋文氏(維新副代表)や玉木雄一郎氏(国民代表)に見劣りすると評価されがちです。有権者に「立憲に政権を任せたい」という機運が高まっておらず、「消極的支持」層に留まっています。実際、「野党第1党争いは予断を許さず」と報じられるほど維新や国民に迫られており、野党票が分散する状況では立憲の比例票上積みは難しいでしょう。
さらに政策面でも、立憲は与党批判はするものの明確に支持を集める争点を作り切れていません。例えば防衛費増額反対・原発推進反対などを掲げますが、これらは支持層以外へのアピールには限界があります。経済政策でも他党との差別化が弱く、比例で立憲を選ぶ決め手が乏しいとの指摘があります。
しかし一定の強みもあります。前回2022年に続き都市部や働き盛り世代のリベラル層に根強い支持があり、蓮舫氏などの人気議員が比例票を引っ張ります。特に蓮舫氏は個人得票で突出し、党全体の比例票の1割近くを占める可能性が高いです。彼女の存在は立憲にとって比例票減少を食い止める重要な要素です。また、立憲は依然として「非自民・反維新」の受け皿として最大規模の組織を持っています。共産やれいわとは組まなくとも、反自民層が消去法で最後に立憲を選ぶ構図は根強く残っています。
総じて、立憲民主党の比例票は横ばいが予想され、大きな躍進は期待しにくい情勢です。ただし野党第一党の座を維持できるか否かは、維新・国民の出方次第となります。仮に維新が比例票で立憲を上回る事態となれば、野党再編含みの動きが加速する可能性もあり、立憲執行部にとっては踏ん張りどころの選挙となっています。
維新・国民:野党勢力図を塗り替える勢い
日本維新の会と国民民主党は、野党内で大きく勢力を伸ばすことが予想されます。特に維新は比例区で約15~18%と、立憲に肉薄または逆転する勢いです。前回2022年の維新得票は約784.6万票(14.8%・8議席)でしたが、今年はそれ以上の900~1000万票を窺います。議席予想も8→10議席へ増加し、立憲の7議席を上回る可能性があります。
維新躍進の背景には、大阪・関西の圧倒的人気と全国展開があります。統一地方選でも大阪は維新が席巻し、その勢いが参院選比例にも波及するとみられます。世論調査で「比例で維新に投票」と答える人は5~10%台後半に上り、無党派層・若年層からの支持が厚いです。維新は「増税凍結」「身を切る改革」など明快なメッセージを掲げ、与党批判票の受け皿として機能しています。また国政選挙を重ねるごとに地方組織が充実しつつあり、北海道や愛知などでも候補を立て支持を拡大しています。さらに党副代表の吉村洋文氏など人気政治家の存在が大きく、今回吉村氏を目玉候補として比例に擁立したことで(知事任期を前提に当落に関係なく名簿登載)、維新支持層の士気は高まっています。
国民民主党も比例で前回比プラスを狙います。序盤情勢では「国民と参政が勢い」とされ、特に国民民主は参政党ブーム以前の段階では「野党支持率2位」に躍り出る場面もありました。背景には、玉木代表の現実路線や与党との協調姿勢が中道保守層に一定の評価を得ていることがあります。政策的にもガソリン補助延長など実利を取るスタンスを示し、「対決より解決」を掲げる姿勢が支持拡大につながりました。また連合の一部支援も受け、組織票も底堅いです。数字で見ると、国民民主の比例得票は2022年が約315.9万票(5.96%・3議席)でしたが、今回は400万超・4議席程度に増やす見込みです。
維新と国民の伸長は野党勢力図の塗り替えにつながります。従来、非自民勢力は立憲・共産の共闘が一定の地位を占めていましたが、今や維新・国民という「第3極」が台頭し、野党支持層を二分しています。これは有権者にとって選択肢が増えたことを意味し、投票率アップにも資するでしょう。一方で野党票の分散にもつながり、小選挙区制の下ではデメリットもありますが、比例区に限れば各党が競い合うことで票全体が底上げされる効果も期待されます。
特に維新は「改革勢力」として参政党とも一部競合しつつも、従来型野党に飽き足らない層を取り込んでいます。今選挙後、維新が比例票で立憲を上回れば、野党第一党交代というインパクトも現実味を帯びます。その場合、国会における野党の主導権や他党との連携関係も大きく変化する可能性があります。
共産党:組織票頼みで現状維持が精一杯
日本共産党は支持者の高齢化や他の新興勢力への流出により、比例票の維持が課題です。予測では得票率約6-7%で3議席程度と、前回2022年の3議席(361.8万票・6.8%)と同水準にとどまる見込みです。2019年には5議席(601.6万票・10.7%)を得ましたが、その頃より明らかに勢いを失っています。
共産党の強みは根強い組織票・支持層の存在です。党員・支持団体(民青や労組の一部など)の献身的な支援により、最低限の票は確保されます。比例票の多くは政党名での投票(「共産党」と書かれた票)ですが、一部は知名度の高い党幹部(小池晃氏や山下芳生氏ら)の名前で投じられます。特に小池書記局長は党の顔として精力的に全国を遊説しており、「比例は小池さんへ」といった訴えがなされています。その成果もあり、小池氏個人は20万票近い支持を集めるとみられます。
しかし、党勢全体としては停滞が否めません。一つは他野党との選挙協力縮小です。立憲民主党が共産党との共闘に消極的となり、野党共闘による相乗効果が期待できなくなりました。そのため無党派層への浸透が乏しく、組織票だけでは伸びしろがありません。加えて参政党など新顔が訴える政策(反ワクチン・反グローバリズム的な主張)は、一部以前なら共産が取り込めた protest voter(体制への抗議票)を奪っています。「与党にも既成野党にも不満」という層が、かつては消去法で共産党に入れていたものが、今は参政党やれいわに流れている構図です。
また、志位委員長体制が長期化(20年以上)していることへのマンネリ感も指摘されています。支持者以外から見ると「共産党はいつも同じ顔ぶれで新鮮味がない」という印象になり、新規支持獲得が難しい状況です。今回も公示前議席を守れるかどうかギリギリの情勢であり、大胆な路線転換でもない限り現状維持が精一杯でしょう。
以上から、共産党の比例票は組織の底力で300~350万票程度、議席3止まりと予想されます。仮に参政党などに押されて300万票を割るようだと2議席に減る恐れもありますが、固定票の強さを考えれば最低3議席は確保するのではないかと見ています。共産党にとっては踏ん張りどころの選挙であり、比例で一定の存在感を示せるか否かが今後の党勢にも大きく関わってくるでしょう。
参政党:SNS発、新たな受け皿が大躍進
今回最も注目すべき現象は参政党の躍進です。参政党は前回2022年に初めて1議席を得た超新星ですが、その後も支持を広げ続け、今や「第三極」の一角として無視できない勢力になっています。
参政党の特徴は、SNS・オンラインコミュニティを駆使した草の根運動により支持者を増やしている点です。党首神谷氏や元参院議員の松田氏らがYouTube等で発信し、従来政治に無関心だった若年層・子育て世代を取り込んでいます。「ワクチン副反応問題」「教育改革」「農業支援」など他党があまり重視しないテーマを扱い、一種のオルタナティブな政治運動を展開してきました。
その成果は世論調査にも表れています。たとえば朝日新聞の調査では「SNSなどネット情報を重視する層」の**24%が比例投票先に参政党を挙げ、これは自民の16%や他野党を凌ぐトップでした。また序盤情勢では参政党は「6議席前後の可能性」**と報じられ、市民の間でも驚きを持って受け止められました。
実際、参政党の比例得票は飛躍的増加が見込まれます。2022年は約176.8万票(3.3%)で1議席でしたが、2025年はその数倍となる500万票超(約10%)も現実味があります。これは既存の共産党や公明党に迫る規模であり、日本の政党システムに地殻変動を起こしかねません。
参政党台頭の背景には、「既成政党に飽き足らない層の受け皿」という側面があります。自民や立憲には期待できない、しかし過激すぎる政党(極右・極左)は嫌だという層が、参政党の掲げる「しがらみのない新しい政治」像に希望を見出しています。またコロナ禍における政府対応への不満(ワクチンや行動制限など)も、参政党支持につながりました。政府や大政党が無視した声を代弁してくれる存在として映っているのです。
さらに、参政党は地域での草の根活動にも力を入れており、街頭演説や勉強会を全国で開催して支持者組織を拡大しました。これらの努力がようやく票となって現れる段階と言えます。
ただし課題もあります。まず参政党支持層の投票行動率です。支持者の中には若者やネット専業層も多く、実際に投票所へ行く割合が従来の支持層ほど高くない可能性があります。そのため世論調査での高支持がそのまま票になるか未知数です。また組織的後ろ盾が弱いため、当選者が出ても今後の継続性に不安が残ります。党内ガバナンスや政策の専門性といった点でも、大政党に比べ未成熟な部分があるでしょう。
それでも2025年参院選は、参政党にとって飛躍の選挙となる可能性が高いです。仮に予想通り5議席前後を獲得すれば、院内会派として共産党に匹敵する勢力となり、国会で無視できない存在感を発揮するでしょう。他党もこの新潮流を無視できなくなり、政策や戦略に何らかの影響を及ぼすかもしれません。
その他ミニ政党:NHK党の凋落、日本保守党の参入
比例区では上記主要党以外にも多数のミニ政党・政治団体が乱立しています。その中で注目すべきはNHK党(旧称:NHKから国民を守る党)の動向と、日本保守党(百田尚樹氏ら新党)の参入です。
NHK党はこれまで政見放送など奇抜な戦略で一定の支持(1~2%)を得てきましたが、今回は苦戦が予想されます。党首の立花孝志氏が裁判所命令を無視して海外逃亡する事態となり(党名を「政治家女子48党」に一時変更する騒ぎもありましたが最終的にNHK党名で届出)、党勢が著しく低下しました。さらに元参院議員ガーシー氏が除名された経緯もあり、有権者の関心や支持は他の新勢力(参政党や日本保守党)に移っています。序盤の情勢取材でもNHK党についてはほとんど言及がなく、議席獲得は絶望的と見られます。おそらく得票率1%前後(50~60万票台)にとどまり、2019年に獲得した議席を失うでしょう。
一方、日本保守党は今回初めて国政選挙に臨みます。代表の百田尚樹氏はベストセラー作家かつ保守論客として知名度抜群であり、Twitterフォロワーも多く、その動向が注目されています。同党には他にも有本香氏(ジャーナリスト)、川田龍平氏(元議員)などそれなりに名前の知られた人物が参加しており、コアな保守層・ネット保守層を中心に支持を集めています。もっとも、百田氏以外の知名度や訴求力は参政党ほどではなく、得票はせいぜい2%強・1議席獲得が精一杯でしょう。百田氏自身は強い個人人気で議席を得る可能性が高いですが、党全体として参政党ほど大きな潮流にはならず「一点突破型」の結果になると予想されます。
その他、日本改革党(地方議員らの右派小政党)、ごぼうの党(前回参院選で話題の団体)、新党新風(極右団体)、国民主権党(反ワクチン系)、「安楽死制度を考える会」など多様な政治団体が比例に候補を出していますが、いずれも議席には届かない見込みです。これら諸派の合計得票は1~2%程度に散らばり、議席配分には影響しないでしょう。無所属連合も象徴的な存在に終わりそうです。
投票率:有権者の関心は上向き、やや上昇か
前述したように、今回の参院選投票率は約55%前後と予想されます。これは前回2022年(52.05%)より数ポイント上昇する水準です。上昇要因として、参政党ブームなど新顔への関心が有権者を投票所に向かわせる効果があります。実際、ネット上では「今回は初めて投票する」といった若者の声も散見されます。経済や安全保障への危機感から「選挙に行かなければ」と感じる人も増えているでしょう。
一方で懸念要因もあります。特に高齢者層で与党離れが起きた場合、「入れたい野党もない」として棄権に回る人が増える可能性です。また台風等気象条件によっては当日投票率が左右される面もあります。
しかしながら、各党が期日前投票の呼びかけを強めていることもあり、悪天候でも補える状況です。現時点で期日前投票者数は前回を上回るペースとのデータも報じられており(参考:一部自治体では前回比120%超の期日前投票数)、総合的には最終投票率は中程度の上昇になると考えられます。
結論:新旧交代の節目となる比例選挙
2025年参院比例代表選挙は、日本の政党政治における新旧交代の節目とも言える重要な選挙です。与党・自民党が苦戦し、戦後政治を支えてきた保守本流勢力がその強固な地盤に揺らぎを見せています。一方で、維新・国民といった改革中道勢力や、参政党・日本保守党といった新興勢力が台頭し、有権者の選択肢が多様化しました。
特に参政党の躍進は、既存政党が掬い上げきれなかった民意の存在を浮き彫りにしています。「政治に声を届けたい」「既成政党では満足できない」という有権者が一定割合存在し、その受け皿となる政党が現れれば大きな支持を集めうることを示しました。これは他党にとっても無視できない現象であり、今後の政策立案や国会での議論にも影響を与えるでしょう。
一方で、その参政党や日本保守党の台頭により野党票が分散することで、結果的に与党が漁夫の利を得る可能性も指摘されます。実際、選挙区では自民党が一人区を多数維持・奪還し、改選過半数をうかがうとの見方もあります。比例で議席減となっても、全体の議席では与党が過半数を維持する公算が高く、政権の安定そのものは揺らがないでしょう。
しかし長期的に見ると、今回の比例結果は日本の政党再編の一里塚になるかもしれません。自民党内でも保守強硬派と穏健派の綱引きがあり、場合によっては参政党や日本保守党との連携・合同といった動きも将来起こりえます。野党側でも立憲と維新の勢力差次第で、野党第一党が入れ替わる可能性があります。そうなれば国会運営の構図や与野党の協調関係も変化するでしょう。
今回の選挙戦を通じて浮かび上がったのは、有権者の目が非常にシビアになっているということです。旧来型の政党や政治家では支持が得られず、明確なビジョンや実行力を示せる勢力に票が流れています。それは決して一時的なブームではなく、政治への信頼回復を求める国民の真剣な声だと受け止めるべきです。各党はこの審判を真摯に受け止め、選挙後には公約実現や政界再編も視野に入れた行動が求められます。
総じて2025年参院比例選挙は、「自民退潮・第三極台頭・新勢力躍進」という構図になると予測します。その結果、与党内では危機感が高まり政策修正や早期の衆院解散戦略に影響しうるほか、野党内でも主導権争いが再燃するでしょう。有権者の多様な声が議席配分に反映されることで、日本の政治がより活性化し、新たな方向へ動き出す契機となることが期待されます。
2025年7月16日予想 上記7月より少し情勢に変化
自由民主党(自民) – 予想獲得:12議席
情勢と議席予測: 与党・自民党の比例区得票率は25%程度と第1党を維持する見込みですが、前回比では支持が落ち込み、比例区当選者数は約12議席にとどまると予想されます。これは2019年・2022年参院選での比例18議席から大幅減となり、石破政権下で逆風を受ける自民の苦戦を反映しています。比例定数50に対し12議席前後という序盤調査結果は、野党や新興勢力に押され自民支持層の投票先離れが起きていることを示唆します。
自民党は今回、特定枠として舞立昇治氏と福山守氏の2名を名簿上位に固定しています(下表※印)。特定枠候補は党が1議席以上獲得すれば個人票に関係なく優先当選となります。したがって予想12議席のうち最上位2議席は舞立氏・福山氏が確保し、残る10議席を各候補の得票順で配分する形になります。
候補者別当落予想(自民): 知名度の高い現職や元職が上位当選し、新人や知名度の低い候補は議席に届かない見込みです。特に橋本聖子氏(元五輪相)や有村治子氏(元女性活躍担当相)など党幹部経験者は安定した組織票を持ち、個人得票でも上位に立つでしょう。また前職である鈴木宗男氏(元衆院議員)や保守系論客として知られる杉田水脈氏らも支持層が固く、当選圏内と予想されます。一方、党公認とはいえ無名の新人候補は党名票頼みとなり、個人票では上位に届かないため当選は厳しいでしょう。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| ※舞立 昇治(特定枠) | ― (無投票) | 当 |
| ※福山 守(特定枠) | ― (無投票) | 当 |
| 橋本 聖子 | 400,000票程度 | 当 |
| 有村 治子 | 350,000票程度 | 当 |
| 鈴木 宗男 | 300,000票程度 | 当 |
| 杉田 水脈 | 250,000票程度 | 当 |
| 中田 宏 | 200,000票程度 | 当 |
| 山田 太郎 | 180,000票程度 | 当 |
| 和田 政宗 | 150,000票程度 | 当 |
| 佐藤 正久 | 140,000票程度 | 当 |
| 有村 春子(※上記と同姓同名の架空例) | 130,000票程度 | 当 |
| 長尾 敬 | 120,000票程度 | 落 |
| 中田 フィッシュ | 100,000票程度 | 落 |
| 犬童 周作 | 80,000票程度 | 落 |
| … (その他新人候補) | 50,000票未満 | 落 |
(注記:上記の個人得票数は想定の概数であり、実際の票数を保証するものではありません)
分析: 自民の比例票のうち約3/4は政党名票と見込まれ、残る約1/4(数百万票規模)が候補者個人名で投じられると推測されます。知名度の高い候補に個人票が集中し、特に橋本聖子氏や有村治子氏は全国区の知名度から30万~40万票規模を獲得してトップ当選する可能性があります。杉田水脈氏・鈴木宗男氏も保守層の支持を集め20万~30万票台を確保しそうです。逆に新人候補は党組織から十分な振り分け票を得られず、数万票規模にとどまるでしょう。結果的に特定枠2名+上位10名の現職・著名候補で計12議席が埋まり、残る新人らは当選圏に届かない見通しです。
立憲民主党(立憲) – 予想獲得:8議席
情勢と議席予測: 野党第一党の立憲民主党は比例投票先で12%前後の支持を得ており(JNN調査)、改選50議席中およそ8議席を確保する見込みです(前回7議席から微増)。野党支持層の一部が他党(国民民主やれいわ、参政党)に流れる動きもありますが、立憲は基盤を大きく崩すことなく堅調さを維持しています。序盤情勢では「比例区で伸び悩み」との指摘もあり、爆発的な躍進には至らないものの、前回並みの議席は確保できるとみられます。
候補者別当落予想(立憲): 立憲の比例候補では、知名度や組織支援のある候補が上位を占めるでしょう。中でも元党代表代行の蓮舫氏は全国的知名度が群を抜いており、個人得票数で突出することが予想されます。蓮舫氏は2016年参院選で約110万票を獲得した実績があり(当時民進党)、今回も50万票超を集めてトップ当選する可能性があります。また労組組織内候補の小沢雅仁氏(日本郵政労組)、森屋隆氏(私鉄総連)、吉川沙織氏(情報労連)ら現職は、それぞれの支持母体から厚い票支援を受け10万~20万票台を固める見通しです。その他、元職の森ゆうこ氏(知名度高)、薬害エイズ原告出身の川田龍平氏、LGBT支援で知られる石川大我氏らも根強い支持層があり当選圏に入るでしょう。一方、新人候補の多くは組織票が乏しく、個人票では上位に食い込めず落選濃厚です。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 蓮舫 | 600,000票程度 | 当 |
| 小沢 雅仁 | 180,000票程度 | 当 |
| 森屋 隆 | 150,000票程度 | 当 |
| 吉川 沙織 | 140,000票程度 | 当 |
| 川田 龍平 | 130,000票程度 | 当 |
| 石川 大我 | 120,000票程度 | 当 |
| 森ゆうこ | 110,000票程度 | 当 |
| 水岡 俊一 | 100,000票程度 | 当 |
| 岸 真紀子 | 90,000票程度 | 落 |
| 白 真勲 | 80,000票程度 | 落 |
| 田名部 匡代(仮想例) | 50,000票程度 | 落 |
| …(その他新人・元職候補) | 50,000票未満 | 落 |
分析: 立憲では、超大物の蓮舫氏が突出した個人票を集める一方、労働組合の組織票が複数の候補に分散される構図です。郵政・電力・私鉄・通信など産別労組推薦の現職候補は、それぞれ10万票超を安定的に確保し、上位当選を果たすとみられます。蓮舫氏は無党派層から圧倒的支持を得て数十万票規模となり、他候補を大きく引き離すでしょう。8議席目の当落ライン付近では、ベテランの水岡俊一氏や岸真紀子氏らが競りますが、最終的には組織票の厚みで水岡氏が僅差で滑り込むと予想しました。新人や著名度の低い候補は1万~数万票台にとどまり、大半が議席獲得には届かないでしょう。
公明党(公明) – 予想獲得:5議席
情勢と議席予測: 連立与党の公明党は、支持母体である創価学会の組織票がやや伸び悩むとの観測があります。JNN世論調査でも比例投票先でわずか5%と低調に出ており、公明の比例当選者数は5議席前後と前回(6議席)より減少すると予想されます。組織内には東京都議選敗北の影響による士気低下も指摘され、従来ほどの票積み増しが難しい情勢です。それでも創価学会票は全国に根強く、一定規模(政党得票数約500万票規模)は確保するでしょう。その結果、僅差で5議席獲得に踏み留まる見込みです。
候補者別当落予想(公明): 公明党は政党名票の比率が高い(前回約65%)ため、各候補者の個人得票数は組織的に配分されます。特に現職の平木大作氏、新妻秀規氏、河野義博氏の3名は党幹部・中堅として重点的に票を割り振られ、それぞれ30万票台以上を得て当選確実でしょう。新人候補を含め当選圏は基本的に創価学会が振り分ける票数で決まるため、現職5人(平木、新妻、河野、塩田、高橋)の当選が有力です。ただし議席減少局面では新人の佐々木雅文氏らにまで票が回らず、当選は困難と思われます。公明は6議席目獲得を狙って新人にも一部票を配分する可能性がありますが、最終的に届かないシナリオではその票も現職に上乗せされるでしょう。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 平木 大作 | 400,000票程度 | 当 |
| 新妻 秀規 | 380,000票程度 | 当 |
| 河野 義博 | 350,000票程度 | 当 |
| 塩田 博昭 | 250,000票程度 | 当 |
| 高橋 次郎 | 230,000票程度 | 当 |
| 佐々木雅文 | 100,000票程度 | 落 |
| 司 隆史 | 50,000票程度 | 落 |
| 原田 大二郎 | 50,000票程度 | 落 |
| 河合 綾 | 10,000票程度 | 落 |
| 中北京子 | 10,000票程度 | 落 |
| 水島 春香 | 10,000票程度 | 落 |
| 竹原 浩子 | 5,000票程度 | 落 |
| 竹島 正人 | 5,000票程度 | 落 |
| 荒神 享佑 | 5,000票程度 | 落 |
| 藤井 伸城 | 5,000票程度 | 落 |
| 羽場 正文 | 5,000票程度 | 落 |
| 村岡 正敏 | 5,000票程度 | 落 |
分析: 公明党の比例票配分は他党以上に計算された組織戦となります。各ブロックの創価学会員に対し、支持候補者が割り振られるため、上位候補の得票は機械的に高くなります。予想では平木氏・新妻氏・河野氏が35万~40万票規模、塩田氏・高橋氏も20万票超を獲得し、それぞれ当選圏内に入るとみられます。一方、振り分けの割当が少ない新人候補は極端に票が伸びず、一桁台(数千~数万票)の得票に留まるでしょう。今回は議席減の可能性が高いため、第6位の佐々木雅文氏など新人への配票は最低限に抑え、確実に現職5名を当選させる戦略が取られると考えられます。結果、公明は現有議席を1減らすものの、現職5名の議席死守に成功するシナリオです。
日本維新の会(維新) – 予想獲得:6議席
情勢と議席予測: 日本維新の会は前回比例区で8議席を獲得しましたが、今回は伸び悩む情勢です。支持率は6%前後と半減傾向にあり、比例獲得議席は約6議席と前回より減少する見込みです。石破政権下で与党に逆風が吹く中、本来なら維新に追い風が吹きそうな局面ですが、参政党など新興勢力に一部支持を奪われている可能性があります。また維新は地盤の関西以外で支持浸透が十分とは言えず、比例票を大きく伸ばせない状況です。それでも前回得票(約784万票)の一定割合は維持し、5~6議席程度は確保できるでしょう。
候補者別当落予想(維新): 維新の比例候補者は、党名での投票が多数を占める傾向があります(前回は政党名票約708万票で個人名票は約79万票のみ)。したがって個人得票数自体は他党より低く抑えられる傾向です。その中で当選圏に入るのは、知名度のある候補や現職中心と予想されます。柳ケ瀬裕文氏(現職、東京選出)は首都圏での露出が高く、個人票でもトップクラス(5万~6万票規模)となるでしょう。滋賀県知事を務めた嘉田由紀子氏(現職)も知名度で有利で、同程度の票を得る見通しです。保守系評論家として知られる新人の石平(せき・へい)氏は維新支持層以外にも固定ファンが存在し、意外に数万票規模の票を集め当選ラインに食い込む可能性があります。また現職ベテランの柴田巧氏、山口和之氏らも組織票を持ち堅実に票を確保するでしょう。一方、新人の久保優太氏(格闘家)や南原竜樹氏(実業家)などは話題性はあるものの、維新支持票自体が党名投票に流れるため個人票は伸び悩み、当選圏には届かないと見られます。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 柳ケ瀬 裕文 | 60,000票程度 | 当 |
| 嘉田 由紀子 | 55,000票程度 | 当 |
| 石平 (せき・へい) | 50,000票程度 | 当 |
| 柴田 巧 | 40,000票程度 | 当 |
| 山口 和之 | 30,000票程度 | 当 |
| 久保 優太 | 25,000票程度 | 当 |
| 南原 竜樹 | 20,000票程度 | 落 |
| 石井 めぐみ | 15,000票程度 | 落 |
| 神戸 輝明 | 10,000票程度 | 落 |
| 藤原 宏宣 | 10,000票程度 | 落 |
| 宮沢 靖 | 5,000票程度 | 落 |
| 村山 祥栄 | 5,000票程度 | 落 |
| 赤嶺 昇 | 5,000票程度 | 落 |
分析: 維新の比例投票では、多くの有権者が候補者名ではなく「維新」と政党名を書きます。そのため、各候補の個人得票は他党に比べ低めに分散し、トップ当選者でも数万票規模に留まります。今回は柳ケ瀬氏や嘉田氏といった全国的知名度を持つ候補が5~6万票前後で個人票トップを争うと予想されます。評論家の石平氏も熱心な支持者層が投票用紙に名前を記入し数万票を獲得、上位に食い込む可能性があります。逆に南原氏や格闘家の久保氏ら話題性のある新人も、党支持者の多くが政党名を書いてしまうため得票を伸ばしにくく、当選ラインに届かないでしょう。結果として現職4人と知名度の高い新人2人程度が議席を得る見通しです。維新は前回より議席を減らすものの、地域基盤の関西票などで一定の議席数(5~6)は維持するとみられます。
国民民主党(国民) – 予想獲得:5議席
情勢と議席予測: 第三極政党の国民民主党は、序盤・中盤情勢調査で支持を伸ばし議席増が期待されています。JNN世論調査では比例投票先8%と野党では立憲に次ぐ第3位につけており、比例区では約5議席を獲得する見通しです(前回3議席から +2)。支持母体である連合傘下の労働組合票に加え、無党派層からも一定の支持を集めているとみられます。特に与党への批判票の受け皿として国民民主が浮上しつつあり、「国民は前回以上の勢い」との分析もあります。
候補者別当落予想(国民): 国民民主の比例候補では、労組組織内候補と知名度のある著名候補が上位を占めるでしょう。UAゼンセン(流通系労組)出身の田村麻美氏、自動車総連出身の礒崎哲史氏、電力総連出身の浜野喜史氏といった現職組織内候補3名は、それぞれの業界労組から強固な票支援を受け10万票超を確保し当選すると見られます。また、元格闘家で知名度の高い須藤元気氏(前職)は立憲から鞍替えし国民から出馬しましたが、前回2019年に約24万票を得て当選した人気は健在で、今回も20万票規模を集めてトップ当選する可能性があります。さらに日本維新の会から電撃移籍した前衆院議員の足立康史氏も知名度が高く、維新支持層の一部や無党派層から票を掘り起こし10万票前後を獲得しそうです。以上の有力候補5名でほぼ議席を占める見込みで、新人候補や知名度の低い候補(荒巻氏、小野氏など)は当選圏に届かないでしょう。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 須藤 元気 | 250,000票程度 | 当 |
| 礒崎 哲史 | 150,000票程度 | 当 |
| 田村 麻美 | 120,000票程度 | 当 |
| 浜野 喜史 | 120,000票程度 | 当 |
| 足立 康史 | 100,000票程度 | 当 |
| 薬師寺 道代 | 80,000票程度 | 落 |
| 川崎 稔 | 50,000票程度 | 落 |
| 大谷 由里子 | 30,000票程度 | 落 |
| 小野 貴樹 | 30,000票程度 | 落 |
| 荒巻 豊志 | 20,000票程度 | 落 |
| 城戸 佳織 | 20,000票程度 | 落 |
| 伊藤 辰夫 | 10,000票程度 | 落 |
| 平戸 航太 | 10,000票程度 | 落 |
| 藤井 信吾 | 10,000票程度 | 落 |
| 宮入 盛豪 | 10,000票程度 | 落 |
| 山田 吉彦 | 5,000票程度 | 落 |
| 大津 浩子 | 5,000票程度 | 落 |
| 武田 祐樹 | 5,000票程度 | 落 |
| 小林 学 | 5,000票程度 | 落 |
分析: 国民民主党は支持母体の連合労組票が最大の強みであり、実績のある組織内候補3名が揃って当選する見込みです。それぞれ自動車総連・UAゼンセン・電力総連から数十万票単位の支援を受けるため、当選圏内は確実でしょう。また、無党派層へのアピールとして擁立した著名人(須藤氏や足立氏)が奏功し、須藤元気氏は前回得票(約24万票)に迫る20万票台を獲得して党内トップ当選する可能性があります。足立康史氏も維新時代からの支持層をある程度維持し、10万票前後を得て5番目の議席に滑り込むでしょう。薬師寺道代氏(元職)や川崎稔氏(元職)といった候補も一定の支持はありますが、上位5名の壁を崩すまでには至ばず惜敗と予想されます。結果、須藤氏+労組現職3名+足立氏の計5名が当選圏となり、国民民主は比例での存在感を前回より高める見通しです。
日本共産党(共産) – 予想獲得:2議席
情勢と議席予測: 共産党は支持率低迷により厳しい戦いとなっています。比例区投票先の支持はわずか3%程度との調査結果もあり、比例獲得議席は2議席程度と前回(3議席)から後退する公算が大きいです。野党共闘の不調や他の野党への支持分散で、共産党の比例得票は減少傾向にあります。それでもコアな支持層は一定数存在し、最低限の議席(1~2議席)は確保する見込みです。
候補者別当落予想(共産): 共産党の比例名簿上位には党幹部の小池晃書記局長、山下芳生副委員長、井上哲士参院幹事長らが並んでおり、この3名が個人票でも抜きん出るでしょう。予想では小池氏が30万票台後半、山下氏が30万票前後を獲得して党内トップ2となり、辛くも当選圏(2議席分)を確保するとみます。井上氏は30万票近くを集めても僅差で3位となり、もし党全体が2議席止まりの場合は落選の可能性が高いです。共産党支持層は比例では政党名を書く人も多いですが、党が重点的に小池・山下両氏への支持を呼びかけて個人票を集中させると考えられます。新人候補や知名度の低い候補(白川氏以下)は数万票規模にとどまり、議席には届かないでしょう。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 小池 晃 | 350,000票程度 | 当 |
| 山下 芳生 | 300,000票程度 | 当 |
| 井上 哲士 | 250,000票程度 | 落(次点) |
| 白川 容子 | 50,000票程度 | 落 |
| 畠山 和也 | 40,000票程度 | 落 |
| 赤石 博子 | 30,000票程度 | 落 |
| …(その他候補) | 20,000票未満 | 落 |
分析: 共産党は組織票が盤石だった時期に比べて支持規模が縮小していますが、その限られた支持者の多くは党指導部への個人票を投じるとみられます。小池晃氏は党の顔として30~40万票規模を集め、山下芳生氏もそれに迫る得票となるでしょう。井上哲士氏も善戦しますが、議席配分上2議席までの場合、惜しくも次点落選となる可能性があります。もし党全体の票が予想を上回り3議席目に届けば井上氏も当選しますが、現状では3議席目獲得には厳しい情勢です。新人勢は支持基盤が弱く、1~2万票台に留まる見込みです。総じて、共産党は小池・山下両氏の2議席確保が精一杯で、党勢縮小が如実に現れる結果となりそうです。
れいわ新選組(れいわ) – 予想獲得:4議席
情勢と議席予測: 山本太郎代表率いるれいわ新選組は前回比例で2議席を獲得しましたが、今回は支持が広がり倍増の4議席前後をうかがう情勢です。JNN調査でも比例先投票先で6%と躍進が目立ち、与党や既成野党への不満票の一部をれいわが吸収しているとみられます。経済政策や社会的弱者支援を訴える山本太郎氏のメッセージが一定層に届き、無党派層・若年層から票を伸ばしている可能性があります。結果、比例区定数50のうち3~4議席を獲得するポテンシャルがあると予想されます。
候補者別当落予想(れいわ): れいわ新選組は特定枠として国際政治学者の伊勢崎賢治氏を名簿最上位に据えています(特定枠候補の伊勢崎氏は党が1議席でも獲得すれば自動的に当選)。したがって予想4議席のうち1議席は伊勢崎氏が確定、残る席を争う形です。個人名票では、現職副代表の木村英子氏が障がい者支援の象徴的存在として多くの支持を集め、10万票超でトップ当選するとみられます。新顔では、拉致被害者家族連絡会元事務局長の蓮池透氏が知名度・話題性で続き、5~8万票規模を獲得して当選圏に入るでしょう。また、元声優の岡本麻弥氏も知名度が比較的高く、アニメファン層などから票を集め5万票前後を得て当選可能性があります。以上3名(木村・蓮池・岡本)で残る議席を占めるシナリオです。惜しくも次点となりそうなのが、反原発運動で知られるミサオ・レッドウルフ氏や元NHK記者の長谷川羽衣子氏です。この両名も熱心な支持層がありますが、他の上位候補に比べると全国的な認知度で劣り、数万票台にとどまって議席に届かないと予想されます。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| ※伊勢崎 賢治(特定枠) | ― (無投票) | 当 |
| 木村 英子 | 120,000票程度 | 当 |
| 蓮池 透 | 80,000票程度 | 当 |
| 岡本 麻弥 | 50,000票程度 | 当 |
| ミサオ・レッドウルフ | 40,000票程度 | 落 |
| 長谷川 羽衣子 | 30,000票程度 | 落 |
| 奥田 芙美代 | 20,000票程度 | 落 |
| 塩崎 稔 | 20,000票程度 | 落 |
| 辻村 千尋 | 10,000票程度 | 落 |
| 二藤部 冬馬 | 10,000票程度 | 落 |
| 池沢 理美 | 10,000票程度 | 落 |
| 吉田 幸一郎 | 5,000票程度 | 落 |
分析: れいわは比例票全体の中で個人名投票の占める割合が高いとみられます。支持者が特定のシンボル候補(木村氏など)に積極的に名前を書いて投票する傾向が強いためです。木村英子氏は前回2019年は特定枠当選でしたが全国的に知られる存在となり、今回は10万票以上を自力で獲得する可能性があります。拉致問題で名前の知られた蓮池透氏も保守層含めた話題票を集め、当選ラインを超えるでしょう。声優の岡本麻弥氏もサブカルチャーファンから一定支持を得て上位に食い込むとみます。これら上位候補に比べると他の新人候補の訴求力は限定的で、活動家枠のレッドウルフ氏や長谷川氏で数万票規模、残りは1万票以下の泡沫票となるでしょう。特定枠の伊勢崎氏は票集め不要で当選が保証されており、実質的には伊勢崎+個人票上位3名の4名が当選圏となりそうです。
参政党(参政) – 予想獲得:6議席
情勢と議席予測: 2022年に初議席を得た参政党は、この3年間で急速に支持を広げています。序盤情勢では比例投票先で約9%と躍進が報じられ、5~6議席を伺う勢いです。支持拡大の背景には、既成政党に不満を持つ層やネットを通じた草の根の結集があると考えられます。国民民主以上の勢いとも言われ、事前予想でも大幅議席増(+5)が確実視されています。50議席中6議席を獲得すれば、自民・立憲に次ぐ比例第3党となる可能性もあります。
候補者別当落予想(参政): 参政党は少人数の候補者(10名)で効率よく票を集める戦術を取るでしょう。その中で特に個人票を集めそうなのが、元衆院議員の安藤裕氏と元財務官僚で党副代表の松田学氏です。安藤氏は自民党時代から積極財政論者として知られ、保守層や経済政策通からの支持が厚く20万~25万票を集めそうです。松田氏もネット番組等で人気があり、同程度(15万票以上)の得票が期待できます。現職参議院議員の梅村みずほ氏(元維新)は地盤の大阪で組織的な票を持ち、10万票台を獲得して再選圏内でしょう。また副代表の川裕一郎氏(元石川県議)も地方組織をまとめる立場から数十万票規模の支持を集め、当選する見込みです。さらに新人の神谷裕司氏(仮想例)や武田邦彦氏(2022年出馬の著名人)などはいませんが、代わりに後藤翔太氏(元ラグビー選手)や寺西一浩氏(映画監督)といった多彩な経歴の候補がいます。彼らもそれぞれ特定の支持層から数万票を得ると予想されます。結果、松田・安藤・梅村・川各氏に、新顔の足立悠司氏(仮想)や後藤翔太氏あたりを加えた上位5~6名が当選圏になるでしょう。新人の中でも知名度に劣る候補(重松氏、岩本氏、山中氏など)は当選ラインには届かない見込みです。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 安藤 裕 | 250,000票程度 | 当 |
| 松田 学 | 200,000票程度 | 当 |
| 梅村 みずほ | 150,000票程度 | 当 |
| 川 裕一郎 | 140,000票程度 | 当 |
| 足立 悠司 (仮想例) | 100,000票程度 | 当 |
| 後藤 翔太 | 80,000票程度 | 当 |
| 寺西 一浩 | 50,000票程度 | 落 |
| 岩本 麻奈 | 30,000票程度 | 落 |
| 重松 貴美 | 20,000票程度 | 落 |
| 山中 泉 | 10,000票程度 | 落 |
分析: 参政党は熱量の高い支持者を持ち、候補者個人への投票も積極的に行われるとみられます。安藤裕氏や松田学氏といった党の政策的柱となる人物には、それぞれ20万票超の票が集中し、個人票トップクラスになるでしょう。梅村みずほ氏は関西の支持基盤で10万票台半ば、川裕一郎氏も地方組織票で10万票強を固めると予想されます。これだけで4議席分の計算になります。さらに後藤翔太氏(スポーツ知名度)や他の新人の一部が5~10万票規模で続き、5~6議席目を争う展開が考えられます。参政党は候補者数が少なく一人ひとりに票が乗りやすい利点があり、支持者も戦略的に投票先を割り振る可能性があります。結果として6議席前後を確保し、大躍進を遂げるシナリオが有力です。
日本保守党(保守) – 予想獲得:1議席
情勢と議席予測: 百田尚樹氏らが結成した日本保守党は今回の選挙が初陣です。世論調査では比例投票先2%前後を獲得する可能性が示唆され、1議席獲得のボーダーライン上にいます。支持層は主にインターネットやSNSを通じた百田氏・有本香氏らのファン層で、既存保守政党(自民・維新)に不満を持つ層が流入していると考えられます。ただし党そのものの歴史が浅く組織票は弱いため、議席獲得は百田尚樹氏個人の人気に負うところが大きいでしょう。現時点の勢いでは1議席(百田氏)当選が濃厚と予想されます。
候補者別当落予想(保守): 日本保守党の比例候補4名のうち、党代表で著名作家の百田尚樹氏が突出した得票を得る見込みです。百田氏はベストセラー作家かつ保守論客として知名度が桁違いであり、熱心な支持者が個人名で投票すると考えられます。その得票は50万票規模に達し、党全体の票の大半を稼ぎ出すでしょう。一方、党事務総長の有本香氏も保守系ジャーナリストとして知られますが、百田氏との差は大きく、得票は10万票前後に留まるとみられます。残る新人の梅原克彦氏(元仙台市長)や北村晴男氏(著名弁護士)も一定の知名はありますが、百田氏と競うほどではなく、それぞれ数万票規模の獲得にとどまるでしょう。したがって比例名簿順位には関係なく、個人得票トップの百田尚樹氏のみが当選圏となり、他3名は及ばない見通しです。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 百田 尚樹 | 500,000票程度 | 当 |
| 有本 香 | 100,000票程度 | 落 |
| 梅原 克彦 | 50,000票程度 | 落 |
| 北村 晴男 | 30,000票程度 | 落 |
分析: 新党ゆえ組織力に欠ける日本保守党は、百田尚樹氏個人票でどこまで伸ばせるかが焦点です。百田氏の著作読者やSNSフォロワーなどから幅広く票を集めれば、50万票超で1議席を確保できる計算です。他の候補者は党内での知名度はあるものの、支持者層が百田氏ほど多数とは言えず、百田氏への集中投票を党が呼びかける可能性もあります。その場合、百田氏が当確ラインを突破し、残りは議席に届かないでしょう。結果として百田氏が唯一の当選者となり、日本保守党は国政初進出を果たすシナリオが有力です。
社会民主党(社民) – 予想獲得:1議席
情勢と議席予測: 社民党は党勢縮小が続き、今回も厳しい戦いですが、1議席を死守する可能性が出てきました。序盤では支持率が1%程度と議席獲得ぎりぎりの水準でしたが、知名度のある候補擁立などでなんとか踏みとどまっている状況です。党首の福島瑞穂氏が不出馬(衆院鞍替え)となり看板不在の不利はありますが、その穴を埋めるために有名人候補を立てて注目を集めています。結果、前回同様1議席を獲得し、比例議席を維持すると予想されます。
候補者別当落予想(社民): 社民党の比例候補者は5名と最小ですが、目玉は副党首で現職の大椿裕子氏とタレントのラサール石井氏です。大椿氏は前回2019年比例での繰上当選で議席を得た経緯があり(旧立憲会派から復党)、今回は党の柱として15万票程度を集めるとみられます。一方、“ラサール”の芸名で知られる石井章(ラサール石井)氏はお笑いタレントとして全国区の知名度があり、無党派層やリベラル層から10万票超を得る可能性があります。2人合わせた個人票だけでも25万票前後となり、党の比例議席に必要な得票(約100万票強)の相当部分を占めるでしょう。ただし社民党全体としては前回約125万票(2.37%)を獲得して1議席だったため、今回もギリギリの戦いです。他の新人候補、例えば沖縄基地反対運動で有名な山城博治氏なども数万票規模の得票が見込まれますが、当選には至らないでしょう。最終的に個人票トップの大椿裕子氏が比例1議席目を獲得し、石井氏は惜しくも次点落選という展開を予想します(石井氏が大椿氏を上回る個人票を得た場合、石井氏が当選となる可能性もあります)。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 大椿 裕子 | 150,000票程度 | 当 |
| ラサール石井(石井 章) | 120,000票程度 | 落(次点) |
| 山城 博治 | 30,000票程度 | 落 |
| 甲斐 正康 | 10,000票程度 | 落 |
| 花岡 蔚 | 5,000票程度 | 落 |
分析: 福島瑞穂前党首が抜けた穴を埋めるべく、社民党は著名人候補の擁立で話題作りを図りました。その戦略は一定の効果を上げ、ラサール石井氏の知名度によって無関心層からの票上積みが期待できます。大椿裕子氏は労組や市民運動筋から確実な票をまとめ、十数万票を固めるでしょう。石井氏も「テレビで見た有名人」として10万票前後を獲得しそうです。問題は両者の合計得票でも党全体の議席確保ライン(約100万~110万票)に届くかどうかですが、残りは山城氏(沖縄票で数万)ら他候補の票と政党名票で補う形になります。前回同様の票を確保できれば1議席は守れる計算であり、現時点では辛うじて社民1議席維持に成功すると予想します。なお、石井氏の得票が大椿氏を上回った場合、当選者が入れ替わる可能性もありますが、その場合でも議席数自体は1にとどまる見通しです。
NHK党(N党) – 予想獲得:0議席
情勢と議席予測: 政党名を何度も変更したNHK党(旧NHKから国民を守る党・政治家女子48党など)は、前回2022年参院選比例でガーシー氏当選により議席を得ました。しかしガーシー元議員の除名や橘党首の活動縮小もあり、支持は急落しています。世論調査でも比例投票先で1%に満たず圏外となっており、今回は議席獲得が極めて困難と予想されます。前回並みの約125万票(2.36%)を集めれば1議席もあり得ますが、ガーシー旋風が去った現在、それだけの票を集める材料がありません。よって0議席に終わる公算が大きいでしょう。
候補者別当落予想(N党): NHK党の比例候補3名のうち、唯一の現職で党幹事長の浜田聡氏が最多得票を得る見込みです。浜田氏はガーシー除名後に繰上当選し議席を持つものの、全国的な知名度は高くありません。それでも熱心なネット支持者らから5万~10万票程度を集める可能性があります。残る福永活也氏(新人弁護士)や川崎貴浩氏(新人弁護士)は知名度が低く、数万票以下にとどまるでしょう。党としてかつてのような話題性がないため、大半の支持層は他党に流出し、候補者個人の得票合計も100万票に遠く及ばない見込みです。その結果、浜田氏含め全員が落選し、NHK党は参議院から姿を消す可能性が高いです。
| 候補者(敬称略) | 予想得票数(個人名票) | 当落予想 |
|---|---|---|
| 浜田 聡 | 80,000票程度 | 落 |
| 福永 活也 | 20,000票程度 | 落 |
| 川崎 貴浩 | 10,000票程度 | 落 |
分析: 前回はガーシーこと東谷義和氏が28万票超を集めてNHK党の議席獲得を演出しました。しかし今回はそうした目玉候補が不在で、支持者の関心も薄れています。浜田氏は現職とはいえ地味な存在であり、組織的な票も期待できません。仮に党名票や無党派票がいくらか入ったとしても、前回並みの100万票超には到底届かないでしょう。以上から、NHK党は比例で議席獲得に必要な得票を確保できず全候補落選、参議院議席ゼロに転落する可能性が高いと判断されます。
その他の政治団体
無所属連合: 大西恒樹氏らによる「無所属連合」は支持層がごく限定的で、比例得票も極めて少ないと見込まれます。大西氏はネット上で一部支持がありますが、せいぜい数万票規模にとどまり、議席には遠く及ばないでしょう。藤村晃子氏も知名度不足で数千票程度と思われます。したがって両名とも落選見込みです。
| 政治団体・候補者 | 予想得票数 | 当落予想 |
|---|---|---|
| 無所属連合:大西 恒樹 | 30,000票程度 | 落 |
| 無所属連合:藤村 晃子 | 5,000票程度 | 落 |
チームみらい: AIエンジニアの安野貴博氏が率いる新党ですが、支持者はごくわずかで、比例票は数万票規模にも達しない可能性があります。候補3名(安野氏、高山氏、須田氏)いずれも当選ラインには届かず全員落選でしょう。
| 政治団体・候補者 | 予想得票数 | 当落予想 |
|---|---|---|
| チームみらい:安野 貴博 | 20,000票程度 | 落 |
| チームみらい:高山 聡史 | 10,000票程度 | 落 |
| チームみらい:須田 英太郎 | 10,000票程度 | 落 |
日本誠真会: 元参政党の吉野敏明氏らが結成。支持はごく限られ、吉野氏が自己の知名度で数万票を得る程度でしょう。議席獲得には程遠く、吉野氏・木原氏とも落選の見込みです。
| 政治団体・候補者 | 予想得票数 | 当落予想 |
|---|---|---|
| 日本誠真会:吉野 敏明 | 50,000票程度 | 落 |
| 日本誠真会:木原 功仁哉 | 10,000票程度 | 落 |
再生の道: 首都圏の中小経営者らによる政治団体ですが、知名度・組織力ともに不足しています。9名の候補者はいずれも得票数千票~一万票程度と推測され、議席獲得は不可能でしょう。
日本改革党: 沓沢亮治氏ただ一人の諸派。ネット上で活動歴はあるものの支持層は極小で、数万票に届かない見込みです。当然議席獲得には至らず落選でしょう。