参院選2025 宮城県 選挙予想(予想日:2025年7月14日)
2025年参院選・宮城県選挙区の最新情勢を詳しく予想しています。
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予想投票率:52%前後
過去の宮城県選挙区の投票率は2019年に51.17%、2022年に48.80%と推移しており、今回も 5割強程度 と予測します。接戦の緊張感や主要候補への大物応援による盛り上がり、さらに期日前投票数が前回を大幅に上回る傾向が見られることから、前回より若干高い水準(およそ52%)になると合理的に推定できます。高齢層の関心も高く、夏場の天候や情勢次第で 50%台前半 の投票率になる見込みです。
宮城県選挙区の構図と激戦の予想
2025年7月20日投票の参院選・宮城県選挙区(改選数1)には、現職と新人あわせて7名が立候補しています。顔ぶれは与野党の実力者から新人まで多彩で、与党側は自民党新人の 石川光次郎(いしかわ みつじろう、58歳)、野党側は立憲民主党現職の 石垣のりこ(いしがき のりこ、50歳)がそれぞれ主軸です。他に、新興勢力の参政党公認 ローレンス綾子(ろーれんす あやこ、55歳)、れいわ新選組公認 石井よしひと(いしい よしひと、62歳)、NHK党公認 前田太一(まえだ たいち、39歳)、政治団体「チームみらい」公認 角野なすか(すみの なすか、35歳)、無所属の新人 中村高志(なかむら たかし、65歳)が名を連ねています。定数1をめぐる戦いの構図は、事実上「石垣氏 vs 石川氏」という与野党一騎打ちの様相であり、残る5人の候補はキャリアや組織力の点でやや劣勢と見られています。
最大の焦点は、2019年選挙でこの議席を奪取した野党現職・石垣のりこ氏が議席を死守できるか、それとも自民党が雪辱を果たし石川光次郎氏が奪還するかという点です。2019年参院選では石垣氏(当時立憲新人)が自民現職候補を約0.9万票差で破り初当選しており、得票数は石垣氏約47.5万票・自民候補約46.5万票(投票率51.17%)という僅差の激戦でした。今回も両陣営とも**「最後まで予断を許さない大接戦」**を想定しており、宮城県内の有権者の関心も高まっています。
現時点の情勢調査では、石垣氏と石川氏がほぼ互角で激しく競り合っているとの分析が出ています。朝日新聞社などが7月上旬に実施した序盤情勢調査でも、改選1議席をめぐり両者が拮抗との結果が報じられました。特に石垣氏は**「立憲支持層の9割超を固め、無党派層からも5割台半ばの支持を得ている」とされ、野党統一票の受け皿として順調な滑り出しを見せています。
一方の石川氏も「自民支持層の8割以上を固め、70代以上の有権者の約半数から支持を得ている」ものの、「無党派層での支持は2割程度にとどまる」と分析されました。このため現状では石垣氏が無党派層の支持でリードしているものの、依然「支持を明らかにしていない人が半数おり、情勢は変わる可能性」**が指摘されています。投票日終盤に向けて各陣営が浮動票の取り込みに全力を挙げる構えで、最後まで勝敗が読み切れない状況です。
石垣のりこ陣営:現職の強みと懸念材料
**石垣のりこ候補(立憲民主党・現職)は仙台市出身で、元ローカル局ラジオパーソナリティーという異色の経歴を持ちます。2019年の初当選以降、国会議員としては新人ながら鋭い追及と情報発信力で存在感を示してきました。石垣氏の強みは、「現職としての知名度と実績」**に加え、幅広い無党派層への浸透力です。序盤調査でも彼女は無党派層から過半数の支持を獲得し、支持基盤以外にも票を伸ばしています。
これは、石垣氏が日頃から積極的にSNSや街頭で発信を行い、生活者目線の政治課題(物価高対策やジェンダー平等など)を訴えてきたことが奏功していると考えられます。実際、石垣氏本人も「SNS発信には自信がある」と公言しており、ネット上での情報拡散力には定評があります(河北新報)。Twitter(現X)でもフォロワー数が多く、支持者との双方向のやりとりや政策の発信を精力的に行っています。こうしたSNS上の好意度の高さは、特に都市部の若年層や政治意識の高い層からの支持につながっているとみられます。
組織面では、石垣氏は野党統一候補として幅広い支援を取り付けています。前回2019年も共産党・社民党の推薦、国民民主党の支持を受けて当選しており、今回も日本共産党は独自候補を擁立せず事実上石垣氏を支援しています。連合宮城など労組勢力も立憲候補の石垣氏を全面支援しており、野党側の組織票はある程度一本化されている状況です。
さらに立憲民主党本部もこの宮城を**「重点1人区」と位置付け、手厚いテコ入れをしています。公示日には小川淳也幹事長が宮城入りし、序盤から応援演説を実施。党代表代行の辻元清美氏も早々に駆け付け「石垣を皆さんで守ってくれないと、この宮城の選挙は何が起こるか分からない選挙」と危機感を煽りつつ支援を呼び掛けました。辻元氏は「皆さんが石垣のりこの周りの石垣**になって守って」とユーモアを交えつつ、現職防衛の重要性を訴えています。党幹部クラスが続々と入県し応援するなど、立憲にとって宮城の議席死守は最優先課題となっています。
石垣氏本人も「私は2世でも3世でもなく、常にチャレンジャーの思いで臨んでいる」と語り、現職と言えど安住せず県内隅々まで遊説して支持拡大に奔走しています。その姿勢は有権者からも親近感を持って受け止められており、「庶民派」「地元密着型」のイメージを築いています。石垣氏は宮城県内各地の市場や商店街を訪問し、高齢者から子育て世代まで幅広い層と直接対話を重ねています。地元ラジオで培った親しみやすい語り口と傾聴力は街頭活動でも発揮されており、「身近な声を国政に届けてくれそう」という期待感を醸成しています。
もっとも懸念材料がないわけではありません。石垣氏は与党に対する厳しい論戦で知られるだけに、保守層からの反発も一定あります。また、選挙戦中盤には対立候補であるNHK党の前田太一氏の陣営が石垣氏のプライベートに関する週刊誌報道を引用した中傷的ポスターを掲示し、石垣陣営が名誉毀損で告訴する事態も起きました。この件は大きなニュースとなり、石垣氏に対する同情や激励の声がSNS上で多数上がる一方、内容を面白がって拡散する動きもありました。結果的に石垣氏の名前がネット上で拡散され注目度が増した面もありますが、選挙戦終盤に向けて誹謗中傷合戦に巻き込まれるリスクは不安要素です。石垣陣営は「政策論争で勝負したい」と冷静な対応に徹しつつ、有権者に対しては政策アピールを一層強める方針です。
政策面では、石垣氏は**「政治に見放された30年を終わらせる」**をスローガンに、物価高騰から暮らしを守る経済政策や、東日本大震災からの復興支援の継続、ジェンダー平等推進などを訴えています(立憲民主党宮城県連の演説より)。特に生活者目線の経済政策(消費税減税や最低賃金引き上げ等)に力点を置き、物価高に苦しむ地域住民に寄り添う姿勢を強調しています。また「表現の自由や民主主義を守る」として、報道の自由や国会での政府監視の必要性を訴える場面もあり、メディア出身者らしい視点で支持を広げています。全体として、石垣氏は現職としての実績・知名度と、野党統一の支持基盤、無党派受けする発信力を武器に先行するものの、与党の巻き返しを警戒し最後まで気を引き締めている状況です。
石川光次郎陣営:組織戦と知名度向上の戦略
石川光次郎候補(自由民主党・新人)は宮城県議会議員を6期19年務めたベテラン地方政治家で、県議会議長の経験もある人物です。仙台市出身で、県政界では知名度の高い石川氏ですが、国政選挙への挑戦は今回が初めてとなります。石川氏の最大の強みは、与党自民党の強力な組織力と固い支持基盤です。宮城県は伝統的に農村部を中心に自民支持層が厚く、前回2022年の参院選(宮城では桜井充氏が自民公認で当選)でも自民党は約49万票を獲得しています。今回、石川氏はその与党票の大部分を固めつつあります。序盤調査でも「自民支持層の8割以上の支持を得ている」と報じられており、残る2割弱についても公明党支持層や無党派保守票の取り込みで上積みを狙っています。
公明党は今回、宮城選挙区で石川氏を公式に推薦しており、創価学会を母体とする公明支持層の票(概ね数万票規模)は石川氏に上乗せされる見込みです。さらに宮城県内の自治体首長や地方議員の多くも自民党系であり、そうした地盤からの組織動員力は他候補を圧倒しています。石川陣営は県議・市議OBを総動員し、各地域で後援会組織をフル稼働させる**「総力戦」**で臨んでいます。地方での集会動員や戸別訪問、電話かけなどの活動量では与党陣営が一歩リードしているとの見方があります。
しかし石川氏には**「知名度不足」という課題も指摘されています。県議会では知られた存在でも、一般の有権者に国政候補として名前が浸透しているかという点で、現職の石垣氏に見劣りするのは否めません。実際、序盤の情勢取材でも「石川氏は18~29歳の若年層で支持が浸透しきれていない」ことが報告されました。そこで自民党は序盤から積極的に人気応援弁士を投入し、石川氏の名前を売る戦略をとっています。公示翌日の7月4日には仙台駅前に小泉進次郎農林水産大臣(元環境相)を招いて大規模な街頭演説会を開催。平日にもかかわらず大勢の人が集まり、「チャレンジャー石川光次郎さんは必ず追いつき必ず勝ちます!」と小泉氏が連呼し会場を沸かせました。報道によれば、自民陣営が「知名度に課題を残す石川候補を支援しようと、いち早く人気者を投入」した狙いは、まさに党の本気度を示すものとされています。この他にも、地元選出の村井嘉浩知事や自民党県連幹部、さらには岸田政権の閣僚クラスも順次応援に駆け付け、「宮城の議席を奪還せよ」**との号令の下でてこ入れが図られています。
石川氏本人も、「自民党を変えるため立ち上がった。光次郎にお力添えを」と訴え、自身を改革派イメージでアピールしています。県政で培った実績を強調しつつ、「地域の声を国政に届ける現場主義」を前面に出し、特に地方経済の活性化や農林水産業支援など郷土密着型の政策を掲げています。例えば**「宮城の豊かな農産物をもっと世界に」「震災復興から創生へ」といったメッセージを発信し、保守層だけでなく無党派の中高年層にも訴求しています。また、石川氏は自身のYouTubeやTikTok風の短尺動画を作成し人柄PRにも努めており、SNS戦略も重視しているようです(河北新報)。選挙戦序盤には石垣氏陣営との「ニアミス」(名取市の朝市で両候補が鉢合わせ)も話題になりましたが、石川氏陣営は終始落ち着いた選挙戦術で、「現職VS新人」の構図を逆手に「フレッシュな挑戦者」**としてアピールしています。
総じて石川陣営は、盤石の組織戦と露出強化策で追い上げを図り、現状では僅差で石垣氏を追う展開とみられます。しかし課題だった無党派層・若年層への浸透も徐々に進んでいる可能性があり、終盤で支持を固めれば逆転の余地は十分あります。特に高齢層では石垣氏以上の支持を得ており、投票率が上がるほど石川氏に有利との見方もあります。自民党本部も宮城奪還に執念を燃やしており、終盤戦ではさらなる大物応援や重点的なテコ入れが予想されます。石川氏自身、「最後は組織と地域の力を信じる」と述べており、支持固めに全力を挙げています。
その他の候補者と票の行方
上記2強以外の5人の候補者についても、それぞれ独自の主張で奮闘していますが、情勢的には厳しい戦いとなっています。
**ローレンス綾子候補(参政党・新人)は参政党宮城県支部連合会長を務める女性で、地方では知名度は高くないものの、一部の保守系有権者の支持を集めています。参政党は2022年の参院選比例区で躍進した新興政党であり、ローレンス氏はその流れを宮城でも再現しようとしています。公示直後の街頭演説では参政党の神谷宗幣代表が宮城入りし「一緒に学び、変えていこう」と訴え、コアな支持層を鼓舞しました。ローレンス氏自身も「参政党は学んでいく政党」と述べ、有権者とともに成長する政治を掲げています。政策は保守色が強く、地域教育の見直しや伝統文化の尊重、ワクチンやマスクの自由選択など独自路線を訴求しています。しかし序盤情勢では「参政党支持層のほとんどを固めているが、無党派層に支持が広がっておらず全体として苦戦」**とされ、現状では得票は限られた範囲にとどまる見通しです。与党支持層の一部が流れる可能性はありますが、石川氏との競合もあり伸び幅は限定的でしょう。予想得票は5万票前後(得票率5%程度)とみられ、当選圏には届かない見込みです。
**石井よしひと候補(れいわ新選組・新人)は地元石巻市出身で、自営業者です。れいわ新選組らしく「消費税ゼロ」「ガソリン税ゼロ」など思い切った経済政策を主張し、低所得者や生活苦に直面する人々の支持を狙っています。社会保障費の負担軽減や反緊縮を唱える演説は一部に熱心な支持者を生んでいます。ただし党勢自体が宮城では大きくなく、「れいわ支持層の大部分を固めているが、無党派層に支持は広がっていない」**のが実情です。石井氏の知名度も限られており、得票は数万票規模(予想3万票・得票率3%程度)にとどまるでしょう。彼の出馬によって立憲・石垣氏の支持層が多少流出する可能性も指摘されましたが、共産党が候補を立てていないこともあり、左派系票の大半は石垣氏に集約される見込みです。したがって石井氏による石垣陣営への影響も軽微と考えられます。
前田太一候補(NHK党〈諸派党構想〉・新人)はNHK受信料問題を主張の軸に据える政治団体の候補です。公約は一貫して「NHK撃退」を掲げ、演説でも「テレビは国民を洗脳する装置。チューナーレステレビを買いましょう」と独特のフレーズで聴衆の耳目を集めました。また全国的な話題となったガーシー元議員の除名問題なども引き合いに出し、既成政党批判を展開しています。前田氏は地上波メディアではなく主にYouTube等ネット上での発信に注力し、一部若者層にリーチしています。しかしNHK党の党勢自体が低迷傾向にあり、支持はごく一部に限られます。序盤から「いずれも厳しい戦い」と言われる候補の一人であり、得票は1~2%程度(1~2万票台)と予想されます。前述の中傷ポスター問題で知名度は一時的に上がったものの、これが票につながるかは疑問です。むしろ過激な手法への批判も多く、主要候補への影響は限定的でしょう。
角野なすか候補(チームみらい・新人)はAIエンジニア出身の30代女性で、政治団体「チームみらい」の公認候補です。角野氏は若さを武器に「技術の力で社会課題を解決する未来像」を描き、「オンライン診療の推進などで地域医療を便利にする」といったユニークな政策を訴えています。チームみらいは今年結成された新党で、主要政党に属さない有権者の受け皿になることを目指していますが、宮城での浸透はこれからです。角野氏個人も政界では無名に近く、選挙戦は知名度向上が課題です。支持者は主にIT業界関係者や若年層の一部に限られ、得票も数千票~1万票台にとどまる可能性が高いです。ただ、彼女のような若手女性候補の挑戦は注目する有権者もおり、「将来への投資」として敢えて票を投じる動きもSNS上では散見されます。結果的に当落には直結しないまでも、新しい風を吹き込む意義ある立候補と評価されています。
中村高志候補(無所属・新人)は東京都出身の65歳で、仙台市に移住してきた異色の経歴です。過去に東京選挙区から参院選に出馬し落選した経歴があり、今回宮城からの立候補となりました。不動産賃貸業を営む実業家で、「経済の潤滑」を掲げ地方経済再生を主張しています。また漫画・アニメ文化の推進などユニークな公約も盛り込んでおり、ネット上では一部で話題になりました。しかし地縁・血縁が薄く、支援組織も乏しいため苦戦は否めません。知名度も極めて低く、序盤情勢でも他の泡沫候補とともに「いずれも厳しい戦い」と評されています。得票は1万票未満(数千票規模)との予想が大半で、選挙戦への影響も限定的でしょう。
以上のように、5人のその他候補はいずれも得票率で数%以下にとどまる見込みであり、当選争いには絡まないとみられます。しかし彼らの存在は主要候補に間接的な影響を及ぼす可能性があります。たとえば参政党のローレンス氏は保守票の一部を吸収し石川氏の票をわずかに削る可能性がありますし、れいわの石井氏はリベラル票の一部を石垣氏から奪う可能性も指摘されています。ただ現状の支持動向を見る限り、こうした分散の影響は軽微であり、両陣営ともに自らの組織票・支持層を固めることが勝敗の決め手となるでしょう。
東北地域では他にも注目選挙区が続いています。
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有権者動向と終盤展望
今回の宮城県選挙区は、東北地方特有の保守対リベラルの激突という構図です。東北ではもともと旧民主党系が強く、2019年には宮城で野党統一候補が勝利し「野党独占区」(2つの議席とも野党)となりました。しかし2022年には元民進党の桜井充氏が自民に鞍替えして当選し、一転して与野党で議席を分け合う形に戻っています。つまり宮城は保守・革新勢力が伯仲する接戦区であり、有権者の政党支持傾向も二極化傾向があります。最新の世論調査では、宮城県内の政党支持率は自民党がトップである一方、立憲民主党も一定の支持を維持しており、公示直前時点で「支持政党なし」の無党派層が4割超に上るという結果も出ています(毎日新聞調査)。この無党派層の動向こそが勝敗を左右する鍵といえます。
前述のように、現時点では無党派層の支持は石垣氏が優勢ですが、裏を返せば石川氏にとって伸びしろが残されているとも言えます。石川陣営は今後、争点アピールや候補者の人柄浸透を通じて浮動票の掘り起こしを狙うでしょう。特に高齢層では石垣氏も石川氏もまんべんなく支持を集めていますが、投票日に近づくにつれ、地域の世話役層(町内会や老人会の繋がりなど)を通じた口コミで保守票が掘り起こされる可能性があります。一方、若年層の投票率は低めと予想されますが、その中でもSNSやネット動画で情報収集する層には石垣氏や新興勢力のメッセージが届きやすく、こちらは野党側に有利に働くでしょう。
争点として有権者の関心が高いのはやはり物価高や地域経済の立て直しです。岸田政権下で物価上昇が続く中、野党の石垣氏は「暮らし優先」を強調し、与党の石川氏は「経済成長による地域潤い」を掲げるなど、アプローチに違いはあれど経済対策が最大のテーマとなっています。また東日本大震災からの復興・創生も宮城では重要な論点です。石垣氏は復興庁の存続期間延長や被災者支援策の充実を訴え、石川氏も防災インフラ強化や被災地産業支援を前面に出しています。安全保障や憲法改正といった全国的争点もありますが、有権者の肌感覚ではやはり「景気・くらし」が直結するだけに、最後まで各候補とも地元密着の経済公約を磨き上げて訴えていくでしょう。
最後に、SNS上の話題量も選挙戦の一断面を示しています。Twitter(X)では「#石垣のりこ」「#石川光次郎」といったハッシュタグが公示後に散見され、支持者同士の議論や情報共有が行われています。石垣氏陣営はYouTubeチャンネルでライブ配信を行い若者にアプローチするなどデジタル戦略にも力を入れており、石川陣営もFacebookやTikTokで候補の日常や政策を発信してイメージアップを図っています(SNS各公式アカウントより)。ネット上の好意度を見ると、石垣氏はリベラル系ユーザーから圧倒的支持を受けており、石川氏は保守層からの堅実な支援が目立つ状況です。参政党のローレンス氏も独特の支持コミュニティを形成しつつあり、YouTube動画の再生回数などでは一定の存在感を示しています。ただしSNSでの盛り上がりがそのまま票に直結するわけではなく、高齢者層への直接訴えや地域ぐるみの支持固めが物を言う点は変わりません。両陣営ともネットと地上戦を融合させた総合選挙戦を展開しており、最終盤にはオンライン集会や街頭演説会の生配信なども予定されています。
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総合評価と当落予想
以上の分析を踏まえると、宮城県選挙区の当落は石垣のりこ氏が僅差で逃げ切るとの予想に至りました。現職としての強み(知名度・実績・支持層の結束)と無党派への浸透で石垣氏が一歩リードしており、終盤までその優位を保つとみられるためです。石垣氏は野党票の受け皿をしっかり確保し、さらに無党派層や若年層から幅広く得票できる点が勝因になるでしょう。ただしその差はごく僅かで、石川氏も与党の総力戦でもって最後まで肉薄することが予想されます。自民党支持層・組織票の厚みは依然として大きく、石川氏が終盤に無党派票を上積みできれば逆転当選も十分あり得ます。その意味で「当選予想」ではあるものの、まさに紙一重の情勢と言えます。
投開票日には両陣営とも獲得目標とする 約45万~50万票前後 をどこまで確保できるかが勝負です。石垣氏は前回並みの約47万票、石川氏もそれに迫る約46万票をそれぞれ目標に掲げているとみられます(両陣営関係者の発言より)。その他の候補者は合計で約5万~10万票程度を分け合う展開が予測され、当選ラインへの直接的な影響は小さいでしょう。
最後まで気を抜けない接戦ではありますが、総合的な情勢判断として、石垣のりこ氏が辛うじて競り勝ち、石川光次郎氏が惜敗する結果を予想いたします。その場合、宮城県選挙区は引き続き野党勢力が議席を維持することになり、東北における与野党勢力図にも影響を与えるでしょう。一方で石川氏が追い上げを見せれば局面は一変します。まさに一票一票の積み重ねが勝敗を分かつ選挙となっており、有権者の選択に日本中の注目が集まっています。投票日当日まで情勢は流動的ですが、現段階での分析と各種データに基づき、上記のような結論に至りました。