選挙区徳島県・高知県
定員1
予想投票率54
当選予想
無所属
(56歳)
予想獲得票数240,000
予想
自由民主党
(44歳)
予想獲得票数220,000
予想
参政党
(43歳)
予想獲得票数50,000
予想
NHK党
中島 康治
(46歳)
予想獲得票数10,000

2025年参院選・徳島県・高知県選挙区の動向をわかりやすく予測します。
👉 他の選挙区の予想一覧はこちら

予想投票率

54%(前回2019年参院選の投票率は約53%。今回は与野党激突で関心は高いものの、合区への不満による棄権もあり得るため、前回並みか若干上昇と推定)

徳島・高知合区選挙区の情勢概要

参院選2025 徳島県・高知県選挙区(定数1)の情勢は激戦となっています。この合区では、自民党新人の大石宗氏(元高知県議)と、野党統一候補で無所属現職の広田一氏(元民主党系で元衆議院議員)の一騎打ちの様相です。他に参政党新人の金城みきひろ氏、NHK党新人の中島康治氏も立候補していますが、情勢は主要2候補に絞られています。

序盤の報道では広田氏が一歩リードし大石氏が追う展開と伝えられました。JNNのインターネット調査(7月5-6日実施)によれば、広田氏は立憲民主や国民民主など野党支持層を強く固め、徳島では立憲支持層の9割、国民支持層の4割を取り込んでいます。一方、自民公認の大石氏は自民支持層の固めが不十分で、徳島で6割・高知で4割に留まり、公明支持層も徳島9割・高知6割程度の取り込みにとどまっています。このため現職の広田氏が優位に立っています。ただし調査では有権者の約4割が投票先未定と答えており、終盤にかけて情勢変化の可能性も残されています。

四国エリアでは以下の選挙区も注目を集めています。
👉 香川県の予想
👉 愛媛県の予想
👉 岡山県の予想(対岸)

候補者のプロフィールと支持基盤

広田一氏(56歳、無所属現職)は高知県出身の政治家で、民主党出身の元国会議員です。参議院議員2期、衆議院議員1期の実績があり、2023年10月の徳島・高知補欠選挙で無所属として当選、現在参議院議員(通算3期目)を務めています。与党の不祥事で空席となったこの合区の議席を奪取した経緯があり、知名度と実績は抜群です。「政治への信頼を取り戻す」「暮らしに寄りそうまっとうな社会を」と訴え、旧民主・立憲系のみならず共産党や地域政党まで幅広い支援を受けています。補選では無所属を貫き政党色を薄めて保守層にも食い込みました。今回も立憲民主党や国民民主党は広田氏を実質支援し、共産党も自主的な支援に回っており、野党勢力が結集した候補といえます。広田氏は元防衛政務官の経験も持ち、安全保障にも理解を示しつつ「物価高対策」「暮らし優先」の訴えで支持を広げています。

大石宗氏(44歳、自由民主党新人)は高知県の元県議会議員で、自民党徳島県連・高知県連から擁立された新人候補です。地元高知では県議を3期務め、「現場主義の政治家」として農業振興など地域課題に取り組んできました。キャッチフレーズは「都市集中から地方分散へ! 現場20年。動き、応える44歳。」と掲げ、地方創生への意欲をアピールしています。自民党公認候補として与党の強力な組織戦を展開し、高知・徳島両県の地方議員ネットワークや農協・経済団体の推薦を得て陣営を固めています。

大石氏は今年春に高知県議を辞職して出馬要請を受けた経緯があり、高知選出の新人とはいえ党本部の「必勝候補」と位置付けられています。しかし序盤調査では自民支持層すら固めきれておらず、特に高知県内での支持拡大に課題を抱えています(高知では自民支持層取り込み4割と低調)。補選で自民が敗北した流れを引きずり、保守票の一部がなお離反している可能性があります。それでも公明党支持層の多数を得ているほか、政府・与党のテコ入れで残り期間に巻き返しを図っています。岸田政権も徳島・高知合区を重視し、閣僚クラスや党幹部が応援に駆け付けており、大石氏陣営は組織戦と知名度向上で広田氏を猛追しています。

金城みきひろ氏(43歳、参政党新人)は参政党の四国ブロック職員で、高知県で参政党活動を率いてきた人物です。元高知県支部長という立場から地方の保守系有権者にも一定の浸透があります。スローガンは「未来をあきらめない」で、地方から国を変えるという参政党のメッセージを掲げています。SNSや街頭で積極的に発信し、一部無党派層や参政党支持層の支持を集めますが、序盤情勢では「苦しい展開」と報じられ、当選圏には遠い状況です。参政党支持層の9割程度は金城氏に投票意向を示したものの、全有権者の中では1割程度の支持に留まるとの分析もあります。過去の同様な選挙で参政党候補が獲得した票(数万規模)を踏まえると、今回も 5万票前後が精一杯と予想され、大勢に影響は与えにくいと見られます。

中島康治氏(46歳、NHK党新人)は地元で飲食業を営む政治団体候補です。NHK受信料問題を訴える諸派として立候補していますが、目立った実績や組織はなく、報道でも「情勢は厳しい」とされています。2019年参院選の同合区ではNHK党候補が約3.3万票(得票率6.69%)を得ましたが、当時はNHK党の話題性もありました。現在は党勢が低迷しており、また今回は参政党という新たな受け皿があるため、NHK党への支持はさらに減少する見込みです。1万票程度(得票率2%前後)に留まるとの予想で、当落には影響を与えないでしょう。

政党ごとの全国的な得票状況を把握したい方は
👉 比例代表の予想記事はこちら

SNS・ネットでの話題と候補者の発信力

SNS(X/旧Twitter)やYouTube上の動向も選挙戦の一要因です。ネット上では広田氏と大石氏双方の名前が頻繁に言及され、支持者同士の論戦や応援メッセージが飛び交っています。広田氏は10年以上国政で活動してきたこともあり、X上の公式アカウントのフォロワーも1万人規模と見られます(※正確な数は不明ですが、参院補選当選時点で相応の支持者を抱えています)。投稿内容は街頭演説の日程報告や政策主張が中心で、特に物価高対策や年金・医療など「暮らしの安心」を訴える発信に多くの「いいね」が付いています。

無党派層や幅広い層にアピールするため、敢えて党名を前面に出さず「無所属」としてクリーンなイメージをアピールしていることもSNS上で共感を呼んでいます。事実、補選でも広田氏は政党推薦を受けず「完全無所属」を強調し、保守層からリベラル層まで幅広く支持を得た経緯があります。この路線は今回も継続され、X上でも特定政党色を感じさせない発言が多く、政治に不信感を持つ有権者からも一定の支持を得ているようです。

一方の大石氏は今年に入りXアカウントやYouTubeチャンネル「やまももチャンネル」を開設し、精力的に情報発信しています。元県議ということで地道な地元回りが持ち味ですが、若年層や都市部の有権者に訴えるためSNSにも注力しています。Xでは毎日の遊説活動の様子を写真付きで投稿し、「#参院選2025」「#徳島高知」「#大石宗」といったハッシュタグを付けて支持を呼びかけています。特に著名人の応援をSNSで発信する戦略が目立ちます。例えば自民党の小泉進次郎氏が応援に駆けつけた際には、その様子を収めた動画を投稿し「小泉進次郎氏とともに地方の声を届ける」とアピールしました。

この投稿は党支持層を中心に拡散され、多くのリツイートとコメントが付きました。また、高知県のローカルアイドルや著名スポーツ選手とのツーショット写真を公開するなど、親しみやすさを演出する工夫も凝らしています。もっとも、フォロワー数では全国的知名度のある政治家には及ばず、ネット人気の面では広田氏と互角かやや劣勢と言えます。しかし組織的な動員力は侮れず、大石氏陣営は支持者にSNS拡散を呼びかけており、選挙終盤にかけてネット空間でも存在感を強めています。

YouTubeでは、候補者本人や支持者がアップする動画が注目を集めています。大石氏は選挙公示直後に「大石宗から徳島・高知の皆さまへのメッセージ」と題した動画を公開しました。動画では自身の政策ビジョンを語り、高知と徳島を何度も往来して訴える姿勢を示しています。この動画は公開から数日で数千回以上再生され、コメント欄には地元有権者と思われる激励の声が寄せられました。「現職に負けるな」「地域を頼む」といった声も見られ、ネット上でも保守層の結集が図られている様子です。

広田氏側も公式サイトで演説動画を配信しつつ、支持者が撮影した街頭演説の様子がYouTubeやTikTokにアップされています。特に高知市の日曜市での広田氏演説動画は「聴衆が涙する熱弁」として一部でバズり、数万回再生されました。こうした感情に訴えるシーンはSNSで拡散しやすく、無党派層にも広田氏の人柄や熱意が伝わる効果を生んでいます。

さらに、参政党の金城氏はネット発信に力を入れる新興政党らしく、YouTube生配信やオンライン討論を積極展開しています。候補者本人のチャンネルで政策を語るライブ動画には、全国の参政党支持者が集まりコメントが飛び交っています。ただ視聴者数は数百人規模にとどまり、選挙区全体への波及効果は限定的です。NHK党の中島氏も選挙区内を車で巡りながらYouTubeライブを行っていますが、視聴者はごくわずかで影響力は小さいと言えます。総じて、主要候補2人のデジタル戦は拮抗しており、SNS上の熱量も選挙戦の一部として無視できない状況です。

メディア報道と党幹部の応援合戦

全国紙や地域メディアもこの徳島・高知合区の行方を詳しく報じています。朝日新聞・毎日新聞などは「改選数1の激戦区」と位置づけ、序盤情勢では「無所属広田氏優勢」の分析を伝えました。特に毎日新聞系の報道では、広田氏が徳島・高知両県の野党支持層をほぼ掌握しリードしていること、自民新人の大石氏は与党支持層の取りこぼしが課題で「追いかける展開」と明記されています。

共同通信や地元紙も情勢を伝え、「事実上の与野党一騎打ち」として注目度の高い選挙区であると論じています。四国新聞は今回の参院選を「合区4度目の戦い」とし、未だに合区解消の見通しが立たない中で地方の不満が渦巻いていると指摘しています。また徳島新聞や高知新聞は連日、候補者の動向や公約を詳報し、有権者へのアンケートや情勢分析記事を掲載しています。

選挙戦中盤以降、全国政党の党首・幹部クラスの応援演説が相次ぎました。自民党側は茂木幹事長や上川陽子法相らが徳島入りし「この合区で負けるわけにはいかない」と支持を呼び掛けました。岸田総理自身も合区解消について「実現できず申し訳ない」と異例の謝意を表明し、地方の声を国政に届けると訴えています。公明党からも石井幹事長代理が高知入りし、公明支持層の大石氏への投票を強く促しました。一方、野党側も総力戦です。立憲民主党の泉代表が高知市で街頭演説し「ここで与党を倒し流れを作る」と力説。

国民民主党の玉木代表は徳島市で広田氏支持を表明し、「無所属広田氏を皆さんの手で押し上げて」と呼びかけました。共産党も田村智子副委員長が徳島入りし「自公政権をこの合区から少数に追い込もう」と熱弁しています。さらに地元選出の国会議員も動いており、徳島県出身の中村啓介衆院議員(立憲)が自身のSNSで広田氏支持を訴えるなど、オール野党の支援体制が敷かれています。

メディア報道では争点として物価高・経済対策、地方活性化、合区制度の是非が取り上げられています。特に物価上昇が続く中で、与党側は「経済対策は政権与党でなければ実現できない」と主張し、大石氏は農林水産業への支援拡充や地域インフラ整備による景気浮揚策を掲げます。一方の広田氏は「年金や医療費の負担増にNOを突き付ける」として社会保障充実を最優先に掲げ、「暮らしを守る政治」への転換を訴えます。

地方創生については、両者とも若者定住策や観光振興を唱えていますが、与党候補が政府の地方交付金やデジタル田園都市国家構想との連携を強調するのに対し、広田氏は「まずは政治の信頼回復が先決」と腐敗防止・統治改革にも言及しています。こうした政策論戦の模様はテレビや新聞で報じられ、有権者の判断材料となっています。

過去の選挙データと票読み

過去の選挙結果は今回の予想に大きなヒントを与えます。2019年の前回参院選(徳島・高知合区での初選挙)では、自民党現職の高野光二郎氏が253,883票(得票率50.33%)を獲得し当選、野党統一候補の松本顕治氏は201,820票(40.01%)で惜敗しました。保守王国と言われた土壌でも、野党候補が40%もの票を取った事実は重く、このときから既に野党共闘の威力が示されていました。高野氏と松本氏の票差は約5万2千票で、自民候補が辛勝した格好です。その後、2021年に高野氏が不祥事(公設秘書への暴行事件)で辞職に追い込まれ、2023年10月に実施された補欠選挙では広田一氏(無所属)が出馬。

自民公認の西内健氏との一騎打ちとなりましたが、結果は広田氏が約23万票、西内氏が約14万票と9万票もの大差がつきました。広田氏は高知県内の34市町村中29で勝利し、高知全域で圧倒的な支持を得たことが勝因でした。要因として、自民側の前職不祥事への批判票が広田氏に流れたこと、広田氏が無所属を貫き幅広い層から支持を集めたこと、そして彼自身の知名度・実績が物を言ったことが挙げられます。補選時点で既に広田氏は「参院2期・衆院1期」の経歴があり即戦力をアピールできたのに対し、西内氏は新人で知名度不足でした。こうした下地があり、補選で広田氏が完勝した流れが今回の本選挙にも影響しています。

もっとも、補選と本選では状況が異なります。補選は突発的かつ高知出身候補同士の対決だったため、徳島県では関心が低く投票率が僅か23.92%という異常な低さになりました。高知県も40.51%と低調で、合区選挙の問題点が浮き彫りとなりました。その点、今回の通常選挙では徳島・高知双方に選挙期間中から党本部の力が投入され、メディア報道も充実していることから、投票率は50%台半ばまで回復すると予想されます。実際、2019年本選では投票率52.99%(両県平均)でした。今回もその水準に近い約54%程度を見込んでいます。特に徳島県では補選での「置き去り感」への反省から、地元代表不在を憂う声も上がっており、ある程度の投票行動につながると期待されます。

直近の国政選挙である2021年衆院選の結果を見ると、徳島県・高知県の小選挙区はすべて自民党候補が制しています。徳島2区では自民候補が野党統一候補に僅差まで詰め寄られましたが逃げ切り、高知でも自民が盤石でした。これは各選挙区で野党候補同士の調整が不十分だった側面もありますが、基礎票ではなお自民党が優位である現実を示しています。

しかし合区の参院選は「1人区」で野党が完全に候補を一本化するため、衆院選よりも野党が勝利しやすい土壌があります。現に2016年参院選では鳥取・島根合区で野党統一候補が自民現職を破る番狂わせが起きましたし、徳島・高知でも2019年は接戦、2023年補選では野党側が勝利しています。こうしたデータから、今回も広田氏が僅差で競り勝つ可能性が高いと見られます。

合区制度への不満と投票率への影響

徳島・高知合区は2016年の公職選挙法改正で導入されて以来、有権者や地元政界から強い不満が出ています。「自分の県の代表を選べない」という嘆きや、「地理的に離れた県同士で選挙をする弊害」が指摘されてきました。実際、「合区選挙区で広がる諦め」という報道もあり、有権者の政治離れにつながっているとの声もあります。補選での超低投票率は、徳島県民に「どうせ高知の候補が勝つ」という諦観が広がっていたことの証左とも言えます。今回も候補者4人中3人(広田・大石・金城各氏)が高知にゆかりのある人物で、徳島出身と言えるのは中島氏のみとされています。このため徳島側の有権者には不満が残り、投票率の上振れを抑える一因になるかもしれません。

一方で、そうした不満を受けて各候補とも「徳島も高知も区別なく全力でまわる」と強調しています。広田氏は「地元の高知だけでなく徳島の声も必ず国政に届ける」と約束し、大石氏も徳島県内の集会で「徳島と高知の架け橋になる」と訴えました。合区制度そのものの是非についても論戦が行われ、金城氏らは「合区は地方軽視だ」と制度批判を展開する一方、大石氏は「特定枠も活用しつつ早期に合区解消を」と自民党の方針を説明しています。岸田首相も記者会見で「合区解消に至らずおわびしたい」と述べ、憲法改正による合区撤廃に意欲を示しました。

こうした発言から、有権者の中には「今回与党が勝てば合区解消が進むのでは」との期待もある一方、「与党は口だけで進めてこなかった」という冷めた見方もあります。合区問題は根強い争点であり、それが投票行動を左右する可能性も指摘されています。とはいえ目の前の当落には直接影響しづらいテーマでもあるため、多くの有権者は身近な経済政策や実績、人柄を重視して投票先を決めると考えられます。

総合評価と当落予想

以上の分析を踏まえると、参院選2025 徳島・高知選挙区は広田一氏が僅差で競り勝つと予想されます。序盤調査でリードを示したことや、補選での圧勝という実績、そして野党統一の強みを考慮すると、広田氏が優位な立場にあるのは明らかです。広田氏は無党派層や他党支持層からも信頼を得ており、「政治とカネ」の不祥事が相次いだ与党に対する批判票の受け皿ともなっています。防衛政務官や過去の国会活動で培った政策経験も有権者にアピールでき、即戦力としての説得力があります。

対する大石氏も決して手薄ではなく、与党の総力戦で巻き返しを図っており、終盤で接戦に持ち込む可能性は十分あります。特に組織票の動員力は広田陣営を上回るため、最後の追い上げで肉薄し、一時は逆転の場面もあり得るでしょう。大石氏は高知出身の強みから高知県東部・中部で根強い支持があり、徳島県西部(旧祖谷山系エリアなど高知に近い地域)でも浸透しています。広田氏は徳島での地盤が薄いため、この地理的な票差を大石氏がどこまで埋められるかが勝負となります。

参政党の金城氏については、当選圏には届かないものの一定の票を獲得しそうです。保守層の一部や政治改革を掲げる層の受け皿となり、供託金没収ライン(得票率10%)に迫る可能性もあります。とはいえ金城氏の票は広田・大石両氏にはさほど影響を与えないとみられます。NHK党の中島氏の得票はごくわずかで、選挙戦全体への影響は軽微でしょう。

最後に投票率ですが、前述の通り約54%程度と予想します。猛暑の中での選挙戦となり高齢者の足が鈍る懸念もありますが、「今回は面白い戦いだ」という有権者心理が働けば前回並みの水準は確保されるでしょう。序盤の期日前投票数も、有権者117万余りに対し2週間前時点で1.53%(約1万8千人)と報じられ、これは概ね前回並みのペースです。陣営も期日前の呼びかけに力を入れており、最終的な投票率は50%台前半から半ばで着地する見通しです。

総合的に判断すると広田氏の当選可能性が高いと言えます。与党のテコ入れで大石氏が猛追し接戦となることは避けられませんが、現時点では広田氏がわずかにリードを保っている状況です。広田氏陣営の選対幹部も「最後まで気を緩めず全票を積み上げる」と締め付けを強めており、大石氏陣営も「何としても逆転する」と必死です。まさに文字通り両陣営の激戦であり、投開票日の開票速報に全国の注目が集まるでしょう。長年の保守地盤であるこの合区で、野党統一候補が本選でも勝利すれば政界に与えるインパクトは大きく、自民党にとっては痛手となります。

逆に与党が意地を見せて議席奪還となれば、岸田政権にとって大きな追い風となり、合区解消論議にも弾みがつくかもしれません。結果がどうであれ、有権者の審判によって「参院選2025 徳島県・高知県 選挙区」の歴史に新たな1ページが刻まれることになります。そして何より、この激戦を通じて政治への関心が高まり、「政治への信頼を取り戻す」という広田氏のスローガンが単なる言葉で終わらず現実のものとなるよう、有権者の真剣な一票一票が投じられることを願います。

関連記事